曖昧さ回避
概要
百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)に登場する探偵の榎木津礼二郎を主人公とし、「探偵小説」と銘打たれている。
百鬼夜行シリーズの「番外編」という位置づけで、「百器徒然袋――雨」「同――風」の2作が発表されている。
2006年にラジオドラマ化された。さらに2009年からは志水アキによりコミック化されている。
探偵小説だが榎木津なので、調査も推理もしないで解決あるのみ。シリーズ本編よりコミカルタッチな作風となっている。
題名は先述のとおり鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』に由来し、題材となる妖怪も本書からとられている。
登場人物
「僕」
語り部。榎木津の元を訪れた依頼人。榎木津に名前を覚えてもらえず、その場限りの名前で呼ばれる。職業は図面引き。
榎木津礼二郎をはじめ、薔薇十字探偵社のメンバーの登場シーンが多い。
メディアミックス
ラジオドラマ版とCDドラマ版がある。
関連作品
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