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講談社から刊行されている京極夏彦の長編推理小説。

百鬼夜行シリーズ」の第五作目。

モチーフの妖怪は「絡新婦」。


ストーリー

「あなたが――蜘蛛だったのですね」


刑事木場修太郎は、近頃世間を騒がせている「目潰し魔」の捜査に奔走するうち、榎木津との共通の友人で映画会社を経営する川島新造が何らかの手がかりを持っているのではないかと踏む。しかし彼は「蜘蛛に訊け」との謎の言葉を残して行方をくらませる。


聖ベルナール女学院の生徒、呉美由紀渡辺小夜子は、学院内に飛び交う噂話を追ううちに、望めば人殺しさえ行う悪魔「黒い聖母」と、それを崇拝する「蜘蛛の僕」の存在を知る。教師、本田幸三から酷い仕打ちを受けていた小夜子は半ば勢いに任せ、「本田を殺してくれ」と「黒い聖母」へ叫ぶ。そんな時、美由紀らはかつて「蜘蛛の僕」の一員であったらしい麻田夕子と接触するが、三人ともに窮地に陥っていく。


伊佐間一成は、釣りに訪れた房総半島の興津町で呉仁吉という老人と意気投合する。漁師であった彼の「収集物」の価値を精算すべく伊佐間は、旧知の間柄である今川雅澄を招請する。折りしも近在の旧家、織作家の大黒柱、雄之助の葬儀の最中であり、織作家の使用人である出門耕作から「ついでに、残った骨董品の精算もしてもらいたい」と請われ、今川と伊佐間は連れ立って「蜘蛛の巣屋敷」と渾名される織作の屋敷へと赴く。そこで彼らは織作家の事件に巻き込まれることになってしまう。


目潰し魔と絞殺魔、理の中心で事件を操り、完全犯罪を目論む「蜘蛛」とは果たして何者なのか。

拝み屋・京極堂こと中禅寺秋彦は自ら稀代の強敵の手中へと踏み込み、織作家に憑いた闇を落とす。


主な登場キャラクター


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京極堂 推理小説

フェミニズム 娼婦 不確定性原理

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