概要
一般に「サナダムシ」としてイメージされるのは多節条虫亜綱で、真田紐のような平たく細長い形をしていて片節に区切られ、成熟すると切り離されて便とともに体外に排出され、体外で卵が孵化する事が多い。
ヒトを最終宿主とするものには、有鉤条虫、無鉤条虫、広節裂頭条虫などがある。
宿主の健康に負担をかける事は自らの命を危険にさらす事であるため宿主の負担が少なくなるよう進化しているが、最終宿主でない動物の体内に入ってしまい成熟できなかった場合は成熟できる場所を求めて体内を移動し、甚大な被害をもたらす事がある。