概要
東芝とNECがSONY・フィリップス・松下電器産業が中心となって開発を進めていたBlu-rayに対抗する形でDVD規格の普及、促進や新たな規格の策定を主な目的とする組織であるDVDフォーラムへ提案したもの。性的な言葉では無く、「ハイビジョン」を意味する物となる。
採用されるも2006年や2007年にBD-R/REの価格の問題でHD記録を望む為に購入する人には高需要な一方で思ったほどの普及が見込めず、2K放送が浸透した2008年にリーダーシップを取っていた東芝が撤退を表明したことで事実上終焉を迎え、漸くBDは普及に至り且つ此れを応用したB.Spec CDが出始めた。
XBOX360に外付けのHD DVDプレーヤーが出ていたことで有名。
DVDと高い互換性を持っていたことが特徴で、Blu-ray同様に青色レーザーをピックアップに使っている。保護層の厚さをDVDと同じとすることで生産ラインの流用を可能とし、さらにレンズとの接近検知システムの一部流用ができる設計になっていた。しかしBlu-rayよりも容量が少ないのが欠点で、片面1層あたり15GBにとどまった。また、コピープロテクト技術は初期のBlu-ray同様のAACSのみにとどまる。尚、複数回記録するに充たってはDVD-RAMの使用が必須となる事も伺えた。
表記について
正式名称は『HD DVD』であり、HD-DVDは全く別の規格であるが、知名度が低すぎるためかほとんど正しく区別されていない。
関連タグ
ベータマックス:同じくスタンダードになれなかったビデオテープの規格