概要
市杵島姫神を祭神とする神社。最も有名なものは総本社でもある広島県廿日市市宮島町(旧佐伯郡)のものであり、世界遺産にも登録されている。
水に浸かっている鳥居の写真を歴史の教科書で見た人は多数、いや、おそらく見ていない人はいないであろう。
海中に建てられている理由については「古代の宮島は、人の居住を許さぬ神の島であった為、海中に社殿が建てられた」と言われているが、これは何の根拠も無い説である(宮島の沿岸部には、縄文時代~平安時代にかけての遺跡が、数多く存在している)。
近年の説では、平清盛の時代に流行していた「浄土式庭園」の影響を受け、海岸の土地を削って造られた人工の湾内に、朱塗りの社殿を建てたのではないか、と言われている。
(広島大学・三浦正幸教授の説)
見た目がいいからか、日本を舞台にした外国産のゲームで出てくる事がたまにある。
pixivでもその美しさが創作意欲を掻き立てるためか水没した鳥居のイラスト等多く見られる。