概要
メルダック(開発はライブプランニング)から発売されたエキサイテングなシューティングゲーム。
謎の生命体に侵略されたアメリカを救う為、はるか極東の国日本のとある寂れた祠から現れた天狗のお面が大活躍するという、聞くだけでも意味不明なストーリーのバカゲーである。
センスは狂っているがそのぶっ飛んだハイセンスが語り草となり、今もなおマニアック好みなシューター達の間で愛されている。
プレイヤーが操る事になる天狗の攻撃手段は目玉(対空攻撃)と唾(対地攻撃)の2つで、破壊可能な背景をバリバリ壊していくと時たま出現する人間をキャッチする(食べる?)ことでパワーアップする。
最高段階までパワーアップした状態では画面内のザコキャラを瞬時に消滅させる特殊攻撃を1度だけ使用可能。
自機の移動に慣性がついていたり、背景のレーザー・雷・煙突の煙などに触れるとライフの殆どが奪われる、各ステージのボスの攻撃はほぼ即死級など難易度は割と高めである。
元々は、平将門の首塚から飛び出した落武者の生首がアメリカに復讐するという内容だったが、当時の任天堂やNintendo Of Americaの許可が下りなかった為に変更になったという。(その後リリースされた海外版「Zombie Nation」では、当初の企画通り自機が生首に戻っている)
ちなみにサントラのライナーノーツではプレイヤーが天狗になった理由に「(当初の主人公案に任天堂がNGを出したことから)任天堂の花札ブランドに用いられていた「天狗」から着想を得て、主人公を天狗にすることで「絶対的権力である天狗=任天堂が暴れている」という皮肉を込めたものにした」という旨が書かれている。
なお、元ナムコ社員であり、源平プロの一員として『源平討魔伝』、『超絶倫人ベラボーマン』の制作とBGMを担当した作曲家、中潟憲雄が本作のディレクターとコンポーザーを兼任している。(『暴れん坊天狗』発売の前年にナムコを退社)
ストーリー設定は『ベラボーマン』に登場する敵キャラ「ベンジャミン大久保彦左衛門」のモデルになった人物、大久保高嶺氏の手によるものとか。
ちなみにステージ1前半のBGMのタイトルは テングリラである。
2013年6月22日に、『暴れん坊天狗』『天神怪戦』『天神怪戦2』『平安京エイリアン』の4本のBGMが収録された、『暴れん坊天狗音楽集 -Rom Cassette Disc In MELDAC-』が発売されている。
2021年10月28日、Zombie Nationとセットで追加要素を加えてシティコネクションから発売。
関連タグ
牛若丸(水着)(Fate/GrandOrderに登場するサーヴァント。本作を意識しているかどうかは不明だが、スキル使用時のセリフで「エキサイテング」と言っている)