劉悠然
りゅうようらん
劉悠然とは、「ハイスピードエトワール」の登場人物である。
人物像
天才肌の若手ドライバー。
非常にストイックな性格で、自らにも完璧を求め努力を欠かさない。
プライベートでは物静かだが、意外なほどの大食漢(第3話にて、凛の実家のもんじゃ焼き屋に彼女の姿があり、もんじゃ焼きをたらふく食べている描写がある)。
中国のレース界で頭角を現して一躍スター選手となり、順当にNEX Raceへの参戦を果たしたものの、天才と称された彼女をもってしてもNEX Raceで走るトップレーサー達の壁は厚く、未だ表彰台の頂点には届かぬレースが続いていた(表彰台に立てたのは、凛がデビューしたシーズンに限れば第3戦、第7戦、第8戦の三度の3位表彰台だけである)。更に、若手の台頭もある中で半ば諦めにも似た感情を抱きつつあった。
そして第9話、母国開催となった第10戦(白玉蘭サーキット)の決勝レース中、ふとした事からレース前に凛やソフィア達の「レースを楽しむ」という純粋な思いに触れた事を思い出すと、悠然の中でくすぶっていた「レースへの情熱」が蘇り、そこからはこれまでの冷静沈着な走りとは打って変わった大胆かつアグレッシブな走り(デビュー当時の悠然はアグレッシブな走りが持ち味であり、解説者曰く「彼女はハンターだ!」だそうである)を披露し、遂に念願の初優勝を飾ったのである。
第11話から描かれる最終戦(大阪関西万博コース)では、前戦以上にアグレッシブかつ冷静沈着な走りを見せる中、キングが予選時に走行したレコードラインを忠実にトレースしてラップタイムを稼ぐという離れ業までも見せ、果敢に上位陣に挑んでいった。