CV:大西沙織
概要
はるか昔、クラウスナ領領領主の娘だった女性。「薬師の祖」と伝えられる天才的な薬師であった。後述する理由により。クラウスナー領に現れた「聖女」として伝えられた人物でもある。
彼女が生きた時代、薬草の主要生産地として知られたクラウスナー領は旱魃からくる飢饉、蔓延する疫病に悩まされて壊滅状態になり、彼女が弟のように思っていた大切な男性も、疫病で明日をも知れぬ状態になってしまう。
その容態に焦りを感じた彼女は必死で薬を研究、完成のめども立ったが、今度は必要な薬草の栽培が上手くいかないまま時が過ぎてゆく。
そんなある日、突如金色の光とともに薬草栽培が成功し薬も完成、病の流行は終り、彼女は旱魃の始まりから疫病の終結までを日記として遺した。
彼女が遺した日記はクラウスナー城に重要機密文書として保管され、内容を知るものも歴代の領主と歴代の薬師長の他、ごくわずかのものに限られていた。
はびこる魔物のため衰退していくクラウスナー領の現状を憂えた現領主、ダニエル・クラウスナーは、魔物討伐のため派遣された聖女、セイ・タカナシに「薬師様の日記」を読ませたうえで衰退に歯止めをかけさせることをもくろみ、セイも「薬師様」が聖女であることを確信する。
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