CV:本渡楓
前置き
本記事では、テレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズに於けるナンジャモについて解説する。
原作ゲームに於けるナンジャモについては「ナンジャモ」の記事を参照。
概要
テレビアニメ版の第8シリーズ目にあたる『ポケットモンスター(2023年版)』における準レギュラーの一人。
原作ゲーム版のナンジャモ同様に動画配信者を務めており、動画企画作りの一環として楽しいことや盛り上がることには積極的に首を突っ込み、場を引っ掻き回したり盛り上げるムードメーカー。
ただし、時には盛り上げることに専念しすぎて第15話のように、事態をより危うい方向に転がすこともある。
このように、良くも悪くも「生粋のエンターテイナー」といえる人物である。
ライジングボルテッカーズの一員であるドットからは、かつては元ファンと動画発信者という関係だったこともあり、敬意を込めて「ナンジャモ姉さん」と呼び慕われている。
ナンジャモの方も、ドットがぐるみんであるという素性を知っており、彼女のことを「生ぐるみん氏」と呼んで動画チャット越しに交流している。
時には先輩配信者として彼女の悩み相談に(興味本位で)のったりもしている。
活躍
「動画」もしくは「テレビ通話」で出演する機会も含めると、本来はゲスト枠にあたるジムリーダー達の中でも比較的出番が多い。
第15話『みえないヤツだ!何者なんじゃ?』
アニメにおけるナンジャモの初登場回。
ハッコウシティでスピネルのオーベムに記憶改竄され行方知れずになったリコを探す理由でドットから白羽の矢を立てられ、彼女から協力を打診。リコを友と発言する彼女に驚きながらも快諾する。
そして、その一環でぐるみんとのコラボ動画を配信するが、リコが見つかるというぐるみん(ドット)の目的を達成したものの、更に企画を盛り上げるためにリコを巻き込んだ「鬼ごっこ」を始めてしまう。
もっとも、このハチャメチャ行為が(結果的に)功を奏し、『リコが「大好きなぐるみんの動画を盛り上げるために頑張る」という動機でハッコウシティの中を散策しているうちに次第に記憶を取り戻す』という出来事に一役買っている。
第34話『それぞれの旅立ち』
ドットの相談にのるかたちで動画越しに出演。
リコとロイが「ダイアナがブレイブアサギ号を降りるため、そのお別れパーティを開くこと」をドットにもちかけ、その経緯を彼女の動画越しに聞いており、ドットに「お別れのプレゼントのヒント」を授ける。
第41話『キョーレツかーちゃん現る!』
ドットの過去回想の動画の映像として登場。
動画企画のお悩み相談内で、ドットが一歩を踏み出すためのきっかけとなる言葉を授ける。
第44話『レックウザ捕獲計画』
エクスプローラーズとの1年目最後の決戦の舞台がハッコウシティ付近な為か、動画撮影を行う形での登場を果たし、この時黒いレックウザを目撃するが特にこれと言ったストーリー上の絡みは無い。
第49話『ドットとぐるみん』
ドットのテラスタル研修の相手を担当
この回では先のレックウザ戦で船体を損傷したブレイブアサギ号を修理する為のドックを紹介していた事が判明した。
第50話『映えろテラスタル!ダンス・ダンス・クワッス!!』
ハラバリーが放った技の余波で途中配信が止まるも無事ドットとのテラスタル研修合格(バトル自体はナンジャモの勝利)を祝う。
この回ではゲーム本編では実現しなかったテラスタルでんきハラバリーを展開し、テラスタルクワッスを一撃でkoした。
第54話『対決!パルデア四天王』
リコ達が戻ったオレンジアカデミーで開催される「四天王交流戦」において、研修生をサポートするジムリーダーの一人として参加。使用ポケモンは、引き続きハラバリー。
この四天王交流戦は、
- 研修生は基礎テストを担当したジムリーダーとタッグを組んで四天王に挑む
- 四天王が繰り出す二体のポケモンのうち、どちらか一体でも倒せたら研修生の勝ち
- 逆に研修生のポケモンが倒れたら負け
- ジムリーダーはテラスタル禁止
という条件であるため、当初は映えるテラスタルを自身が使えないことに落胆していた。
しかし、いざ勝負が始まると、緊張しているタッグ相手のドットがスムーズに戦えるようにサポートを行い、彼女の勝利に貢献した。
(この結果にドットは「ナンジャモ姉さんにお膳立てしてもらったから勝てた」「自分は何もできなかった」と落ち込んでいたが、その後ポピーとナンジャモが諭したことによって「もっと強くなる」ことを新たに決意する。)