概要
「マジンガーZ」81話「地獄で眠れ!!兜甲児!!」に登場した機械獣。
腕が両腕と頭部の三本あるのが特徴。怪力を有し、三本腕で敵を拘束。接近戦にもちこむ戦法を得意とする。また、胸部から突き出た頭部には、大きく開いた口を有する。この口の噛みつく力は強く、マジンガーZの右腕を上腕から嚙みちぎり、噛み砕いた。また超合金Zがいとも簡単に…。
また、顔自体もパンチを放つようにアームを伸ばして打ち出し、強烈な打撃を与える事が可能。光子力研究所のバリアーも破壊した。
ボスボロットとダイアナンAをその怪力で退け、マジンガーZもその三本腕で捕えて組み伏せ、片腕をかみ砕く。
しかしダイアナンAの攻撃を受けて動きを封じられ、マジンガーZのロケットパンチにより胸部をぶち抜かれて破壊された。
原案デザインは石川賢。変更点が無いまま、ほぼそのまま清書されて決定稿となった。
劇中での活躍
ドクターヘルは兜甲児にそっくりなサイボーグを開発。もりもり博士の墓参り中の甲児を拉致し、すり替えてしまう。
しかし、偽物の行動は不審なもので、シローを突き飛ばしたりみさとが淹れた紅茶をぶちまけたりさやかを部屋から追い出して暴れたり、しかも終始無言で、光子力研究所の皆は不審に思う。
やがて、トリプルL5が出現。ダイアナンAとボスボロットを蹴散らし、ブロッケン伯爵は光子力研究所に乗り込み降伏の勧告をする。
本物の甲児は、すでにみさとにより発見されており、偽甲児も本物に捕えられ、入れ替わっていた。
それを知らないまま、ブロッケンは偽甲児を本物の甲児だと思い人質に。そして、ブロッケンは甲児を銃撃するが、本物は既にマジンガーZを出撃させていた。
トリプルL5は、その怪力の前にマジンガーZを苦戦させる。が、ダイアナンAの連続攻撃の前に動きを封じられ、ロケットパンチのストレートを腹に受け、ぶち抜かれて止めをさされるのだった。
余談
その胸部の顔は、しわだらけの老人顔に見えるためか、さやかに「機械獣っていったって年寄りじゃないの」などと言われてしまった。
ボスにも「ドクターヘルもいよいよタネ切れってことかな」などと言われている。
更にはいよいよマジンガーZとの対決となっても、甲児から年寄り呼ばわりされてしまっている…そんなに年寄りっぽく見えるか?
またこれらの点では後に実年齢以上見見えて、10代なのにおっさんだの言われたり20代でも白髪を見つけてショックを受けたりする剣鉄也の、先駆けのような気がしないでもない