※料理をする場所である本来の意味での「ちゅうぼう」については⇒厨房
概要
ネットスラングの一つであり、2000年代前半2ちゃんねるを中心に一時期流行った蔑称。
インターネット上で幼稚な暴言や誹謗中傷、酷い時には嫌がらせや迷惑行為等を行い、それにより周りを不快にさせる迷惑ユーザーを「まるで中学生のようだな」と、子ども扱いし煽る言葉である。
（※反抗期とインターネットに触れる時期が重なる中学生ぐらいの年齢に問題を起こすものが多かったことから由来されている）
当時はこのスラングを用いた罵り合いで掲示板が更に荒れたり、関係している場所への二次被害が及ぶこともあった。
語源
中学生を指す「中坊」から隠語化され、同音異義語の「ちゅうぼう」であり「台所」や「調理場」を現す「厨房」と変わっていった。
つまり中学生→中坊→厨房と変化していったわけとなる。
同様の経緯を持つ隠語に「消防（小坊）」や「工房（高坊）」がある。
なお「中二病」の用語が流行したのはこれよりも遅い。
2010年代には「厨房」に相当する蔑称として「キッズ」という俗語が生まれた(ここに書けないような表現もあるがお察しください)。
そして2020年代には匿名掲示板の衰退とブロック機能が充実したSNSの台頭により、「○○厨」「○○キッズ」という表現での煽り合いはインターネット上ではあまり見られなくなっていった。
注意
上記概要のような蔑称を用いた罵り合いの例に限らず、インターネット上で相手に喧嘩を売ることは事態を悪化させることが多いため、なるべく穏便に済ませる事が望まれる。
攻撃を仕掛けることで問題が解決するどころか逆に事態を悪化させる血を吐きながら続ける悲しいマラソンである。
そして勿論ながら、このような蔑称を使われるような問題行動を起こさないように配慮する必要があることに関しては言うまでもない。
またいくら厨房（迷惑ユーザー）が迷惑であろうと、それを非難するために関係のない場所で騒ぎ立てるのは同じく迷惑である。
そしてこういった輩に辟易するあまり、自ら手がけたコンテンツに対し繁栄ではなく終焉を望むようになってしまう作り手も存在する。
/> /> ちなみに、英語圏では「Toxic_fandom」という直訳すれば「毒ファン」を意味する「○○厨」にあたる単語が存在する。
主な「○○厨」
「厨房の一覧」の記事にて取り扱う。
