バトル妊婦――それは
身重妊婦と出産ショーを組み合わせた
全く新しい格闘技…
妊婦と妊婦がガチバトルするお話です。担当氏困惑の世紀の一戦を見逃すな!!
by コバヤシテツヤ
(グレープのおしらせ~バトル妊婦編より抜粋)
概要
漫画家・コバヤシテツヤ氏(pixiv内名義・ちる)による漫画作品。ジーオーティーが配信する萌えエロデジタルコミック誌「コミックグレープ」にて連載されていた。
初掲載は2021年11月刊行のvol.97。当初は読み切り作品だったが初掲載から1年後に続編が掲載され、以降も不定期連載の形を取っており、2024年2月刊行のVol.124掲載の最終話を以て完結。全8話。
完結後の2024年5月には第2話~最終話+描き下ろしエピローグを収録した単行本『バトル妊婦 100万人の奴隷闘士』が発売されている。第1話は同氏の単行本『ひみつのカルマちゃん』に巻を跨いで先行収録されており、コバヤシテツヤ氏は新たに単行本化する際に第1話の再録も希望していたようだが、大人の都合により叶わなかったとのこと。
単話販売もされているので、第1話だけ電子書籍で購入することも可能。
本作は妊婦をこよなく愛するコバヤシテツヤ氏ならではの戦う妊婦をテーマにした作品であり、その奇抜かつインモラルなアイディアからTwitterを中心に密かに話題となった。
所謂「どんな設定だ」系エロ漫画ではあるものの、バトルシーンもかなり綿密に組み立てられた上で大真面目に描かれており、格闘漫画としても読み応え抜群。と言うか、むしろそちらがメインだと言わんばかりの王道バトル漫画である。
往年の格ゲーや美少女格闘ゲームブックをリスペクトした世界観や妊婦闘士たちも本作の見所のひとつ。
あらすじ
「僕たちは身重だからハンデを背負ってるわけじゃない!妊婦だからこそ…護るべきものがあるから強くなれるんだ…!」
クイーン オブ スレイヴス!それは美しき奴隷闘士達の闘い。謎の皇帝の寵愛を受け、世継ぎをその身に宿した者だけがこの闘いに参加する権利を得る。
立ちはだかる者の子を強制的に出産させ、自らの子を守りきる…これだけがルールだ。闘って闘って闘い抜いて、次なる皇帝を出産し全てを手にする奴隷闘士は一体誰なのか。
そして今宵も奴隷闘士達の美しく凄絶な闘いが幕を開ける…。
世界観
舞台は謎の皇帝により統治された、とある世界のとある国。
そこでは、皇帝からの寵愛を受けて身籠った奴隷闘士たちによる武闘大会・クイーンオブスレイヴスが国民的エンタメとして行われている。
ルールは相手を出産させれば勝利という至極単純なもので、武器の仕様や殺傷も許可されている。一見すると猟奇趣味の残虐ショーであるが、次期皇帝とその母、すなわち皇后を決める選抜の儀式でもある。
__という設定のオンライン対戦機能付き18禁同人格闘ゲームであり、同作者による『ひみつのカルマちゃん』の世界では知る人ぞ知る名作の模様。
ただし、作中作として扱われているのは『カルマちゃん』の実質的な番外編だった第1話のみであり、第2話以降は完全に独立した異世界の物語として描かれている。
作中用語
バトル妊婦
皇帝の御子を身籠った奴隷闘士たち。一人一人が超人的な戦闘能力を有している。
バトル妊婦の子宮内膜は特殊なコーティングが施されており、母体がいかなる外的ダメージを受けようと胎児は絶対安全である。
半陰陽の秘薬
女性を一時的にふたなり化させる秘薬。男性器の形状やサイズは本人の深層心理に影響される。