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概要

「どんな設定だ」とは作品の設定不条理すぎる・意味が不明などの理由から言われる言葉。

誉め言葉になるかどうかは人次第なので、タグをつける時は注意してほしい。

一例

属性過多

キャラ属性がてんこ盛りとなり、キャラクターの方向性が行方不明になっているパターン。

特に性格における特徴(いわゆる「ツンデレ」「ぽんこつ」「アホの子」など)が重複したり、キャラクターの権能(職業能力・特殊な加護)を特盛りしたりすると、そもそものキャラクターの在り方がぶれやすくなってしまう。

非常識な設定

読んで字の如く。現実世界基準で見るとズレていたり異常だったりする設定を盛り込む。

うまく使えば作品・シリーズ独自の魅力とすることができるが、外すと途端に一部読者・視聴者からの激しい怒りを買ったりする諸刃の剣である。

例としては「カードバトルが全てを決定する世界であり、一介の高校生ですらカードバトルの腕さえ確かなら世界を救える」(所謂カードゲームではよくあること)や「1日のうち10分間は司法が停止し、権力者が下層市民を好き放題にできる町がある」など。

世界設定の矛盾

上に近いパターン。ファンタジースペースオペラをぶち込んだり、時代劇なのに20世紀以降の文明の利器が存在したりといった、一見すると要素が乖離しすぎていて合致しないものを掛け合わせたもの。

もっとも監督構成を筆頭とした脚本陣営が、世界設定をしっかり活かして「持ち味」とした場合は、むしろ強みとなって作品を一層面白いものにしてくれる。

壮大な設定群

数千年(場合によっては数万年)単位の歴史的な背景、よくわからないけど偉業を達成した英雄や賢者たち、もう何十年も続いている戦争や二つの国による鍔迫り合い、何世代にも及ぶ輪廻転生神話クラスの超常現象の応酬など。

作品の世界規模に対して、その背景が異様なまでに誇大になると、さすがに「どんな設定だ」とツッコミを入れられることになる。

逆に言うと、作品の世界規模や長さに見合った壮大な設定であれば、受け入れられることも少なくない。某忍者漫画とか。

矛盾塊

自分を人間と思っているどう見てもロボットなロボット、男嫌いのはずなのに男に騙されやすいツンデレに見せかけたアホの子男の娘、世界征服を目指す割には片田舎の町で町内会のボランティア活動に精を出す悪の組織など、ツッコミどころ満載な矛盾の塊。

ナンセンスギャグとして意図的に盛り込まれることが多く、成功例もある(メカ沢新一等)。だが監督や脚本の都合でどんどんキャラクター性がブレていくと、悪い意味での矛盾塊となる。

商業面での失敗

ほぼ例外なく悪い意味。本来計画していた玩具の売れ行きが悪く、上層部からゴリ押しされた新設定を使わざるを得なくなってしまうことが多々ある。

このため、事前にリークされていたネタバレとは異なる販促展開を余儀なくされたり、合体ロボの正式な合体形態が差し替えられたりするなどと迷走していく。

逆に、没になった玩具を設定を変更させることで良メカニックとして昇華させた例も存在する(星獣戦隊ギンガマンにおける鋼星獣等)。

尺の都合後付け設定

人気が伸びず連載や予定されていた放送期間を保てず打ち切りとなり、尺の都合で後半に控えていた場面をねじ込む。唐突な設定開示を始めて視聴者を置いてけぼりにするケースがよくある。逆に人気が出て放送期間の延長や続編が決定したものの、続けるために無理矢理に設定を増設する事例もある。後者については、「作品が続いてほしいと思った自分たちにも責任はある」ということで、読者・視聴者サイドも大目に見ることが多い。

ありがちなパターンは「出生の秘密」で、「実は○○○○一族の生き残り」「○○○○は××××のクローン(生まれ変わり)」等の設定が明かされ、場合によっては作品全体の流れが設定に引っ張られて変な方向に行くことも。

設定ミスの上塗り

どう考えても間違いとしか言いようがないプロフィールを設定してしまい、更に無理のある設定の追加を余儀なくされた場合。

視聴者からのクレーム

作品の視聴者からクレームを受けて急遽設定変更を余儀なくされたケースも存在する。

コンプライアンス上の問題

倫理規定をかいくぐろうとして現実と乖離した演出を加えてしまった場合。

「どんな設定だ」と突っ込まれやすい作品群

一次創作

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