猫宮又奈
ねこみやまな
概要
スマホゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』の登場人物。
新エリー都のストリートで暮らしていた流浪の少女で、後に「邪兎屋」の従業員第三号となる。
シリオンと呼ばれる亜人/獣人の種族で、猫の遺伝子を持つ。名前と容姿から「猫又(ネコマタ)」の愛称で呼ばれており、本人も自称するほかUIも猫又名義という徹底ぶり。好物はサバ缶。
年齢不相応に底の見えない戦闘技術とサバイバル能力を備えており、野良猫の如く一人で生きていく事に慣れている。策略家でもあり普段から情報収集に余念がないほか、話術や演技で相手を出し抜くのも得意で、スリも朝飯前。
敵に回すと恐ろしい冷徹なアサシンだが、一方で仁義に熱い人物でもあり、善良な弱者には優しく、ニコやプロキシ兄妹といった恩人相手には誠実で、受けた恩のためなら自ら身を危険に晒すことも厭わない。
ストーリー第一章では「邪兎屋」の面々と共にメインを務める。クライアントとして邪兎屋に仕事を依頼したが、意図せずして故郷の窮地である大事件に巻き込まれてしまい、プロキシ兄妹に助けを求めることに。
邪兎屋の一員となってからはお店の経営状況を知ってか、雇い主のニコに報いるべくあちこちで儲け話を探している。ただストーリー本編での一件から同僚のアンビーに対抗意識を燃やしており、コッソリ手柄を立てて見返したいのか、他のメンバーには内緒で動くことも多い。
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ニコ・デマラ ... 上司
以下、ゲーム本編のネタバレが含まれます
実は第一章序盤でニコ達が対峙した「赤牙組」のボス・ミゲルの養女。
猫又は孤児で、幼い頃にひとりカンバス通りを彷徨っていたところを拾われたという。
元々赤牙組は貧民街たるカンバス通りの出身者で構成された自警団で、地元住民にも頼りにされる存在だった。当時はミゲルも真摯な人物で、猫又を実の娘のように可愛がり、当の猫又もミゲルや彼が属する赤牙組のことを好いていた。
ところが本編が始まる数年前から赤牙組の腐敗が始まり、ミゲルの人格や組の行動指針がおかしくなっていく。次第に汚い仕事に手を染める様になり、守るべき住民たちを見下し略奪や人身売買の毒牙にかけ、最終的には広域指名手配される強盗団そのものへと成り下がってしまった。
猫又も多くの組員共々この変貌ぶりに失望して脱退したのだが、ミゲルへの恩義は忘れられず脱退後も胸にわだかまりを抱えたままでいた。
そんなある日、インターノットのニュースでミゲルの死を知る。見限ったとは言え恩人であることに変わりはなく、その少し前に赤牙組と邪兎屋の間で騒動があったことを掴むと、彼を殺したと思わしき邪兎屋へ復讐を決意。嘘の依頼をでっち上げて、彼らを超危険区域のデッドエンドホロウに誘導し「不慮の事故」に嵌めようとした。
しかし、嘘のはずだった"命の危うい人々"が本当にいる光景に出くわし、背景にあったカンビス通りの開拓工事を巡るヴィジョン社の陰謀に邪兎屋共々巻き込まれる。
その過程で、邪兎屋の面々は自分が想像していたような悪人ではなく、ミゲルの死も半ば事故だったと知り、復讐の理由を無くして全てを白状。
贖罪のため、自分を犠牲に単身ヴィジョン社へ交渉を仕掛けるが、相手は想像以上に話が通じる相手ではなく、邪兎屋やプロキシ兄妹の奇策で何とか状況を打破。事態解決後は邪兎屋とも和解し、ニコの誘いで一員に加わる事となった。