概要
基地警備教導隊は、航空自衛隊百里基地の対ゲリラ戦教導部隊である。対ゲリラコマンド戦や対テロ戦を研究し、各空自基地に警備の研究成果を教育する。百里基地に所在しており、2011年に発足した。
空自は基地やレーダーサイトの警備として基地警備隊を編成していたが、陸上自衛隊を対抗のゲリラ役とした警備訓練では大抵陸自にひどい目に合わされており、その能力は疑問視されていた。そこへアメリカ同時多発テロが発生し、本格的なテロ攻撃やゲリラ攻撃の懸念が増したことで、基地警備の研究と教育を行う専門部隊が作られる運びとなった。
主として、全国の空自基地を回り、各基地の特性を踏まえた警備要領を教導し、警備に係る調査や研究を行っている。国内では空自の前線航空管制・近接航空支援の戦術教育を行う航空支援隊とも共同訓練をしているほか、国内外ではアメリカ空軍との共同訓練にも参加している。
部隊発足時は、2等空佐を指揮官とする隊員40名からなっていた。