CV:滝田樹里
概要
トワイライトプリンセスにおけるリンクの幼馴染。
トアル村の村長であるボウの娘であり、エポナの世話をよくしてくれ、リンクやエポナの身をいつも案じている。
ハイラル城に向かうリンクの為に馬笛を作り、彼を見送ろうとしたところ、子供たちと共に魔物に連れさらわれてしまう。
子供たちとは違い、忘れられた里にて幽閉されていたが、老婆インパルによって逃げることに成功した(逃げる際に馬笛をお守りとしてインパルに渡している)。
が、魔物に遭遇したり幽閉されたことなどのショックもあり、城下町に辿り着いたものの、記憶を失ってしまった。
その後は記憶を取り戻すためにカカリコ村に滞在している。
余談だがテルマの酒場にいる間、ハイラル兵の間でちょっとした人気が出ていた模様。
漫画版(姫川明)
リンクに対する恋心が明確に描写されている。
1巻ではトアル村を襲ったキングブルブリンに拉致されてしまう。
2巻ではリンクのことを想って泣き続けていたが、キングブルブリンから「おまえはおれのものとなって生きる」「影の世界の王女にして何でも手に入るようになる」と誘惑される。しかしイリアは「そんな世界で生きたくない、リンクを返して」と泣いて訴える。キングブルブリンは、なぜリンクのような弱い奴のためにそこまで泣くのか理解出来ずにいた。
3巻ではカップを落として割ってしまい、衝動的に破片で手首を切ろうとしてしまう。だが死にかけた子猫の存在に気づき手当てをする。と同時に自分はリンクや村の皆が死んだのを見たわけではないと考え、子猫が息を吹き返すならリンクたちの生存を信じて生きようと思い直す。
4巻では記憶を失った状態でテルマの酒場の前に立っていたところを保護される(つらい現実から目を背けるために記憶を閉ざしていたとのこと)。息を吹き返した子猫に懐かれていたが、イリアは狩れ?のことも忘れてしまっていた。
「記憶にリの文字が残っている」ことからテルマに“リーザ”という仮名を付けられた。更には古代文明の研究者シャッドから一目惚れされ、気に掛けられるようになる。
そしてリンクとミドナが生き倒れになっていたラルスを酒場まで届けたことがきっかけでついに再開するが、イリアはリンクの姿を見ても無反応だった。
ラルスの治療のためカカリコ村まで送り届けることとなり、リーザとテルマは護衛を買って出たリンクと共に城下町を発つ。その際にブルブリンの群れに襲われるのだが、彼らは逃げ出したイリアを連れ戻しに来たのだった。だがリンクによって助けられ、ついに“イリア”としての記憶を取り戻す(ただし拉致されてからのことは忘れたままである)。
リンクから影の王との戦いに関する話を聞き、ハイラルに平和が戻るまではテルマの酒場で働き続けることになった(テルマや酒場の皆が好きになったというのも理由の一つ)。
5巻ではリンクに対する想いを語り、それを聞いたシャッドにはつらい顔をされた。しかしこの時点では、イリアも彼の想いには気付いていなかった。
7巻ではリンクに敗れて浮浪者のようになっていたキングブルブリンと再会。最初は恐怖したが様子がおかしいことから彼の話を聞き、立ち直らせるきっかけを与えた。
10巻では魔王ガノンドロフによる魔物たちの一斉侵攻が開始される。イリアは子供たちと一緒にテルマの酒場に隠れていた。
11巻では保護されていたエポナに「リンクの力になってほしい」と告げて解放する。
そこへ魔物が現れ殺されそうになる。しかし改心したキングブルブリンが守ってくれたため、イリアも子供たちも無事で済んだ。
勇者によって魔王が討たれたことでハイラルは救われたが、最後まで戦い抜いたキングブルブリンが起き上がることはなかった。
エンディングではトアル村に帰り、リンクに対する想いも経ち切って平穏な日々を過ごす。しかしシャッドが訪ねて来たことで新たな恋が始まりを告げる。
外部出演
ゼルダ無双
本人は登場しないが、トワイライトプリンセスパックの追加コスチューム“黄昏の日常”で、ゼルダ「イリア風」コスチュームが登場。
大乱闘スマッシュブラザーズX
フィギュアで登場している。