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編集者:ヨッシー
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概要

てんとう虫コミックス5巻及び、藤子・F・不二雄大全5巻に収録「うちのプールは太平洋」にて初登場。

錠剤薬で、これを飲むと周囲の光景が広がったように錯覚する。錯覚は肉体にも影響し、広がった光景の中で走っても実際にはほぼ同じ場所で足踏みしている状態になる。効果を消すには、それ専用のシネラマンに似た錠剤を飲む必要がある。

ストーリー

ドラえもんが何やらポケットを探っていると、プールを出すのかと思いのび太は尋ねたが、取り出したのが錠剤が入ったケースだと分かると再びつまらなさそうに寝てしまった。しかしドラえもんがこれを飲ませると、のび太にはとたんに部屋が非常に広くなったように見え、効果を取り消す錠剤を呑むと元の広さの部屋に戻り、先ほど飲んだ錠剤が「シネラマン」だと明かされた。

そして本当は広くなったのは道具の効果によるもので、本当はその場で足踏みしていただけだと説明すると、ドラえもんはのび太に耳打を始めた。これに賛成したのび太はしずかに電話をかけ、プールに誘い彼女も喜んで野比家にやって来たが、プールがこの家の中言われると怒って帰り出してしまった。

ドラえもん達は急いで止め、のび太は風呂のプールを紹介したが、一緒に入ろうと言ったために彼女にズタボロにされてしまった。それでもドラえもんがシネラマンを見せたことで、始めは違和感を感じていたしずかも喜んで2人と一緒に遊泳を満喫。そんな中のび太はもっとプールを広くしようと、調子に乗ってシネラマンを更に大量に服用。

これにより水平線がかすんで見えるほどの広さにまで感じるようになったが、その時ママがスイカの用意ができたと呼んできたので、ドラえもんとしずかは上がりに行ってしまい、のび太は追いつけず一人孤立。その後、のび太が遅いことに心配したママ達が様子を見に行くと、のび太は体力切れで風呂の中に浮き目を回していた。

アニメにおける原作との主な相違点

大山版ではアニメ化されず、水田版にて、2016年7月29日に放送されたのが初のアニメ化となった。

2016年版

  • 冒頭にはのび太達がプールに行くも、そこは大混雑状態でまともに泳ぐことができず、仕方なく帰ってきたからだった。ちなみにのび太が帰ってきた時ドラえもんはかき氷を食べていた。
  • のび太が電話をかけた時しずかは遊びに行っていたので、ドラえもんと共に空地に探しに行ったところ、サッカーをしているジャイアンとスネ夫がおり、ジャイアンからプールに行けなかった悔しさをサッカーで晴らさないかと聞かれたが、やんわりと断っている。そしてプールのことは秘密にしたまま、シネラマンを渡しジャイアンとスネ夫はサッカーを楽しむことができた。またしずかを見つけたのはこの後だった。
  • 風呂で遊んでいるのび太達をママが見に来る場面が追加されていて、始めは取り越し苦労だったと安心して帰って行ったが、ジャイアンとスネ夫が加わってからは風呂がギュウギュウ詰めになったため、それでも楽しんでいる皆を見て目まいを起こしている。またドラえもんとのび太は道具の効果で廊下やトイレも広くなり、ジャイアンとスネ夫を迎えに行くまでにヘトヘトになっている。
  • ラストでは、しずか、ジャイアン、スネ夫も一緒に様子を見に来ている。

余談

この道具は後に「強力ハイポンプガス」にも登場しているが、大山版でのアニメ化の際には、1980年版は中央に取り出し口のついた横長の円柱状の容器に入っていて、2002年版は「スペースワイド」という液体の道具に変更されていた。

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