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腹中虫の編集履歴2024/08/18 09:10:34 版
編集者:走り坊主
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腹中虫

ふくちゅうむし

人の腹の中にいるという虫。所謂「腹の虫」のことであるが、生物学的なものとオカルト的な概念とがある。

曖昧さ回避

生物学により分類されるまで、無念を残した者の悪霊怪異として扱われることも多かった。

この名は荒俣宏の伝奇小説『帝都物語』によって使われるようになった。

  1. 腹の中に棲み着き血液や栄養を奪うなどして実害を与える虫。 →寄生虫
  2. 腹の中に棲み着き感情や行動に影響を与える概念的な虫。 →腹の虫/針聞書
  3. 呪術によって生み出され、人の腹の中に取り憑いて行動を監視するばかりか、場合によっては操ったりするという蟲。※この項で説明

『帝都物語』の腹中虫

呪術の一種・蠱術で生み出され、帝都を狙う魔人加藤保憲によって、霊能力を持つ辰宮由佳理を利用するために取り憑かされていたが、加持祈祷によりこの蟲を吐き出した。

池谷仙克氏デザインの乳白色の黒い毛の生えた忌まわしい姿の蟲を、由佳理(演:姿晴香)が口から吐き出すシーンは、実相寺昭雄監督による実写映画版の見せ場の一つとなっている。

その他の創作

真・女神転生if...』の飽食界のボスオーカスの体内に巣くう邪龍ふくちゅうむしとして登場。なお姿は『真・女神転生』の邪龍ワームの色変えである。

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