フェニックスガンダム
ふぇにっくすがんだむ
概要
宇宙世紀などの特定の世界観に属さない、Gジェネレーションシリーズの完全オリジナルの機体。
特定のパイロットの搭乗機体とはされていないが、SDガンダムGジェネレーションオーバーワールドの公式サイトではマーク・ギルダーが搭乗パイロットとして扱われている。
装甲はナノスキン装甲で構成されており、これによって自己修復能力を持つ。また、推進剤を用いずに単独での飛行が可能であり、内部機構もナノスキンによって修復する為にメンテナンスハッチが存在しないなど、建造には高い技術力が用いられている事が見て取れる。
武装は投擲武器としても有用なビームサーベル2振りを筆頭に、上下に連結することで長距離射撃も行えるビームライフル2丁、スラスターの機能も兼ね備える大口径メガビームキャノン4門を持ち、あらゆる距離での戦闘に対応できる。
さらに、NTの素養を有するパイロットに対応してか、機体後部に多数のフェザーファンネルを有し、オールレンジ攻撃も可能。
機体肩部から翼のように伸びた部分はメガビームキャノンとスラスターであり、高い機動性を誇るとともに大気圏内飛行能力も有する。
また、翼部から高温の特殊金属を放出することで機体に炎を纏い、そのまま敵に突撃する「バーニングファイア」と呼ばれる必殺技も持つ。
機体名のフェニックスはこのバーニングファイアを使用した際の姿が「火の鳥」である事から付けられているが、上位機種であるハルファスガンダムのネーミングから、ソロモン72柱のフェニックスとのダブルネーミングの可能性も浮上している。
経歴
初出は「SDガンダムGジェネレーションF」より。
クリア後に表示される、もしくはコミックボンボン付属のカードに記載されている黒歴史コードを入力する事で入手可能。ガーダーレベルを最高にしなければ入手出来ない機体ではあるが、ほぼ全ての機体と設計が出来る、優秀な設計素材として重宝された。
機体としての性能も優秀でバランスがよく、ちゃんと鍛えれば十分終盤でも使える機体。そのあまりの高性能さから、フェニックス・ゼロが生まれている(※ゲームバランス的な理由で。詳しくは後記)。
続編にも登場するが、こちらは設計素材としてはFほど優秀では無くなっている。
最近のGジェネレーションシリーズでは、初期自軍ユニットとして使用可能。・・・なのだが、高性能機体が序盤から、しかもゲーム内では優秀なキャラクター付きで使用可能なのは、ゲームバランス的にどうなのかということで、スピリッツ以降はコピー機フェニックス・ゼロが登場。フェニックスガンダムの代わりとして使用可能になった。(なお、当機体のレベルを一定まで上げればフェニックスガンダムに開発可能である)
ウォーズ以降からは、一部の技・ナノスキン装甲などの能力を制限された弱体化仕様と、当機体から開発可能な能力解放仕様の2種類となった。
なお、後者はFと同様ほぼ全ての機体と再び設計可能になている。
バリエーション
フェニックス・ゼロ
フェニックスガンダムの機体構造をコピーした簡易量産機。
フェニックスガンダムの完全生産を目指して開発されたが、フェニックス内のブラックボックスを解析出来なかったため、フェザーファンネルやナノスキン装甲などの特殊技術を実装する事が出来なかった。
フェニックスガンダムと比べ機体色が青であり、メインカメラがツインアイではなくゴーグルであるなど、フェニックスと比べシンプルな印象を受ける。
ハルファスガンダム
フェニックスガンダムに酷似した機体。詳細はハルファスガンダムを参照。
バルバドス
フェニックスガンダム、ハルファスガンダムの上位機種であり、ジェネレーションシステムを守護する防衛プログラム。
ハイパーナノスキン装甲を採用し、機体ダメージを瞬時に修復する事が可能。
全身に20門にも及ぶビーム砲を装備し、通常の人型形態である「MS・フォーム」、高速巡航形態の「エンジェル・フォーム」、収束砲撃用の「ピーコック・フォーム」、広範囲砲撃用の「HALO・フォーム」等、目的に応じて様々な形態に変形することであらゆる戦況に対応できる万能性を持つ。
また、当機に限りなく近いレプリカ機として「バルバドス・ミラージュ」が存在するが、こちらは白を基調としたオリジナル機とは違い、藍色・朱色を基調としたカラーリングが特徴。