あらすじ
カミやアヤカシとヒトが共に生きる世界〈ヤマト〉。ミヤコで子供たちが行方不明となる事件が発生し、カミ〈白上フブキ〉は、友であるカミ〈大神ミオ〉と共に捜索に乗り出すが、行く手には様々な怪異が待ち受けていて！？
（一巻あらすじより引用）
用語
ヤマト
物語の舞台となる土地。大陸の東にある島国で、四季折々の自然が美しい場所。ヒトとカミとアヤカシが共に暮らしている。国の中ほどにキョウノミヤコと呼ばれる大都市がある。
イワレ
万物がもつ「存在することの経験値」とも言うべき存在。長く世に生きるうちに様々なイワレを受ける。カやアヤカシの性質は受けたイワレに大きく左右される。ヒトが紡ぐものとされる。
ケガレ
負の感情に由来する悪しきイワレのこと。
カミ
アヤカシが善いイワレを受けてなった存在。強力なワザを繰り出す。ヒトからのイワレを糧としている。
アヤカシ
ヒトやモノやケモノなどが、一定以上のイワレを貯めることで変貌するこの世ならざる存在。
ヨウカイ
ケガレを多く受けたアヤカシが変化する存在。
シキガミ
ヨウカイやカミが使役する存在。稀にヒトの中にも使役する者がおり、オンミョウジと呼ばれている。
マガツヒノカミ
はるか昔のヤマトを恐怖と混乱に陥れた存在。長い戦いの末カミガミによって封印された。
キョウノミヤコ
ヤマトの中心にある大都会。一年中桜が散る事がない。ヒトビトが多く集まる場所であるためケガレも集まりやすい。
オオカミ神社
ミヤコの中心にある巨大な神社。ミヤコの治安を守るミマワリ組を組織している。
オオエヤマ
ミヤコの西北にある山。中腹の廃寺にはオニが住むといわれる。
イナリ一門
イナリ神社に属するカミガミを指す。イナリガミに率いられている。
登場人物
白上フブキ
シラカミ神社のカミ。イナリ一門に属している。ゲームときつねうどんを好む。ムラサメマルという刀を武器にしている。大神ミオとは幼馴染で親友。
大神ミオ
オオカミ神社に属するカミ。ホラーゲームが苦手。体術による戦闘を得意とする。白上フブキとは幼馴染で親友。オオカミ神社の跡取りであり、ミマワリ組から慕われている。
キュウビ
イナリ一門の重鎮。目元を下半分が欠けた形の狐面で覆っている。かつてはミヤコで暴威を振るっていたらしい。
イナリ
イナリ一門のトップに立つ存在。姿を御簾で隠している。ヒトを守るカミガミの中でもヒトを愛していると言われている。
ミゾレ
シラカミ神社のあるシラカミ山のふもとでミゾレ食堂を営んでいる。フブキの後輩にあたるカミ。
