シンドバッド(ドラえもん)
しんどばっど
解説
CV:阪脩
黄金宮で1人暮らしをしており、かつて『船乗りシンドバッド』と呼ばれた老人。アラビア砂漠に隠された黄金宮で1人暮らしをしており、かつて『船乗りシンドバッド』と呼ばれた老人。『シンドバッド(の)冒険』の主人公その人。自慢のコレクションと自賛する、数々の不思議な魔法グッズを持っている。黄金宮をアブジル達に乗っ取られた際はすっかり弱気になってしまったが、のび太達に「あなたの冒険が世界中の子供達に夢を与えている」と聞かされ、勇気を取り戻して黄金宮奪還戦に臨み、見事アブジルを倒した。前述のようにアラビアンナイトの「シンドバッドの冒険」の主人公だが、本作では実は実在の人物でもあり、アラビアンナイトの絵本のお話の中で語られる数々の魔法グッズも未来のひみつ道具だった、ということになっている。
コレクション
ミクジンは「アラビアンナイトに出てくるようなひみつ道具」は無いと一蹴していたが、一部のものは未来のひみつ道具として同様のものが登場しており、中盤で冒険中に助けた未来人からお礼として譲り受けた事が明かされている。
ドラえもんは途中までこれらのコレクションがひみつ道具と気付かなかった事から、22世紀よりも未来の道具か、あるいは特注品の可能性がある。
- 空とぶじゅうたん
これに乗って急いでいたシンドバッドが、絵本から出ようとしていたしずかを偶然跳ね飛ばしてしまい、事件の発端を作った。
ドラえもんズ関連作品では、ドラメッドⅢ世の道具として頻繁に登場。
- ビンの魔人
CV:郷里大輔
瓶の中に入った魔人。瓶の蓋を開けると、身長16メートルにまで巨大化し、蓋を開けた人の命令に従う。強すぎて使いこなすのは難しいらしい。最後はアブジルの命令でシンドバッドを襲うが、ドラえもんのスモールライトで小さくされ、無力化されてしまった。
- ランプの魔神(魔法のランプ)
CV:鈴木みえ
シンドバッドのコレクションの1つ。ランプをこすると出て来るがのんびりしていてそそっかしいところがあり、用事を聞かずに出て行くこともある。こすった人の命令に従う。性格も主人に影響されるようで、アブジルらに従っていたときは彼も性悪になっていたがエンディングでは元の性格に戻った。映画では原作ほど怠けものではないようで、きちんと見張りや見回りを行っている。
初登場時は昼寝をしたまま現れ、慌てて起きたと同時に用事も聞かずに飛び出して行くが、その際、逃亡したしずかを追うアブジルを目撃。戻って来てランプに戻る間際に証言し、しずか救出に関して重要な役割を担うこととなった。
- 兵士の種
普段は豆粒程度のピンク色の玉で箱に入っているが、地面にまくと1粒1粒が槍を持った兵士(CV:飯塚昭三)の姿となる。弓矢を持った兵士も登場。箱を持った主人が命じれば、再び種に戻り箱に納まる。
- 岩戸
前に立って「開け、ゴマ!」と唱えると岩戸が開き、四次元空間を通って別の場所へ移動できる。王宮近くと、歩いて10日の砂漠にある岩場を繋いでいる。
- ダンシングドール
踊ってくれる女性型機械人形。ネジを巻く必要がある。
- わすれ薬
ドラえもんのひみつ道具にも、わすれろ草という能力の近い道具が登場。
- 砂の上を移動するコレクション
砂漠の砂を海の水のように移動するコレクション。
ドラえもんのひみつ道具の中にも、原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦やドンブラ粉が登場。
- 砂イルカ
砂の中を移動するイルカ。
- 砂クジラ
砂の中を移動するクジラ。
- 砂舟
砂上を移動する舟。実際、原作の「ヨット大冒険」では、ドンブラ粉で同様の使い方をしている。
- 千里眼の池
千里(3900km)先まで観ることのできる池。
経年劣化で、このところ調子が悪く、ひっぱたくとときどき映る。のび太曰く「うちのテレビみたい」。
アブジルの動きを探るため使用したが、途中で完全に壊れてしまった。
- サルの召使い
- 胸さわぎブローチ
胸騒ぎを伝えてくれるブローチ。
ドラえもんのひみつ道具にも、虫の知らせアラームという道具が登場している。
- 空とぶ木馬
シンドバットが対決に使用した道具。その名の通り、空を飛ぶ木馬。
『ドラドラ7 4コマ劇場』(スペシャル第11巻に収録)でドラメッドⅢ世の道具として登場。
- 吸血コウモリ
集団で襲い、体中の血を吸いつくすまで離れない恐ろしい存在。コミックス版のみ登場。