概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC26巻収録「ドンブラ粉」。
この粉を身体に付けると床や地面等が水のようになり、地面を泳いで進んだり、潜って壁を突き抜けて進むことが出来るようになる。むろん、粉を付けていない者にとっては普段通りの床や地面と変わらない。また、水と比べて浮力が強い(土の方が水より密度が高いので当たり前である)為、のび太のような金槌でも何とか泳ぐことが可能。それだけでなく、下記の作品のようにドラえもんやラジコン等といった無生物に使用しても効果を発揮する。
欠点としては、床や地面が全て液体になってしまう為、泳ぎ疲れても陸に上がって休むことが出来ない。作中では、のび太がこの道具を使用して町中を泳ぎ回ったのだが、一休みしようとしても陸に上がれない為、最終的に溺れて地面の中に埋没してしまった。
その後、ドラえもんがスコップで地面を掘って完全に気絶していたのび太を救出したのだが、その際もドラえもんは「ドンブラ粉で溺れると助けるのが大変なんだ」と述べている。
大長編及び映画版でも度々登場しており、『宇宙小戦争』では戦車型のラジコンを地面に沈めて隠す為に使用しており、『夢幻三剣士』では敵を地面に沈めてそのまま窒息死させる恐るべき武器として使用している。
また、『銀河超特急』では地面を泳いで進むことで敵の目を欺く為に使用している。しかし初登場エピソードとは違い、こちらは下記の「どんぶらガス」のように、ドラえもんやのび太がこの道具を使用した状態で地面の上に戻っている。
『ドラベース』では記念すべき作中初試合である江戸川モンガーズ戦で選抜され、ドラーズ・モンガーズ双方が走塁に成功した。
関連道具
- 潜地服
服型のひみつ道具。
上記の「ドンブラ粉」及び下記の「ドンブラクリーム」の服版と言える道具で、この服を着ると床や地面の中を泳いで進むことが出来る。また、こちらは背中に酸素ボンベのような機械が取り付けられている為、地面の中で溺れてしまう心配はない。
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部に登場するセッコのスタンド「オアシス」はほぼこれと同じ能力を有する。
- ドンブラクリーム
クリーム型のひみつ道具。
上記の「ドンブラ粉」のクリーム版だが、効果及び欠点はドンブラ粉とほぼ同じ。こちらも最終的にのび太が溺れて地面の中に沈んでしまい、ドラえもんが地面を掘ってのび太を救出することになった。
- どんぶらガス
スプレー型のひみつ道具。上記の「ドンブラ粉」及び「ドンブラクリーム」の完全上位互換。
基本的な効果はドンブラ粉やドンブラクリームと同じだが、こちらはいつでも地面の上に戻ることが可能(実際に初登場エピソードの作中では、この道具を使用した状態のドラえもん達が地面の上に戻っている)。また、地面の上がドンブラ粉ではほぼ見えなかったが、こちらでは完全に透けて見えるようになっており、地面の中を泳ぐだけでなく歩いたり走り回って遊ぶことが出来る(作中ではドラえもん達が地面の中でボール遊びをしている)。
それだけでなく、ドンブラ粉は金槌でも何とか泳げるようになっているが、こちらは更に泳ぎやすい仕様になっており、のび太が「空を飛んでいるみたいに泳げる」と言っている。
また、この道具を使用したのび太・しずか・スネ夫は長時間地面の中で遊び続けたのだが、その際はドンブラ粉やドンブラクリームと違い溺れてしまうことはなかった。
- しずめ玉&うかび玉
ボール型のひみつ道具。
前者は地面及び床に落下させる等で衝撃を与えると、周囲の人や物体等を地面及び床下に沈めることが出来る。後者はしずめ玉の効果により人や物体等が沈んでいる場所で使用すると、それらを浮上させることが出来る。
関連イラスト
pixivでは、キャラクターが地面を泳いでいるイラストにこのタグが使用されている。
関連タグ
ドンブラスター:同じテレ朝の特撮番組に登場する変身アイテムの一つなのだがその変身音声に「ドンブラコ」という音声が入っているのだが無論、縁は無い。