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わすれろ草

わすれろぐさ

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。
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概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC9巻収録「わすれろ草」。

この花の香りを嗅がせると、相手が先程まで考えていたことを忘れさせることが出来る。


しかし、しばらく時間が経過すると相手は忘れていた内容を思い出してしまうことがある。上記の初登場エピソード及びTC28巻収録「しんじゅ製造アコヤケース」では、この花の香りを嗅いだドラえもんしずかのママは一時的に何を考えていたかを忘れてしまったのだが、しばらく経った後に思い出している。


それだけでなく、忘れ方の度合いにもブレが生じている。上記の初登場エピソードでは、しずかやスネ夫がこの道具の香りを嗅いだ際、二人は先程まで考えていたことを忘れるだけに留まっている。しかしドラえもんがこの道具の香りを嗅いだ際、ドラえもんは自分が誰なのか、何故ここにいるのかを忘れてしまい、のび太のことも「君は誰?」と言うほどに記憶が消えてしまっていた。


また、使用者が誤って花の香りを嗅いでしまった場合も効果を発揮してしまう。上記の初登場エピソード及び「しんじゅ製造アコヤケース」では、ドラえもんがこの道具を取り出した時に花の香りを嗅いでしまい、のび太やしずかにこの道具を渡すことを忘れてしまった。


上記の通り、のび太達のような人間だけでなく、ロボットであるドラえもんもわすれろ草の香りを嗅いだ際は物忘れをしてしまっている。その為、この道具はロボット等の無生物に対しても効果を発揮する


派生作品

大山のぶ代版アニメオリジナルエピソード「未来を守れ!のび太VSアリ軍団」では、ドラえもんがのび太達にわすれろ草の香りを嗅がせた際、数か月以上経過しても忘れた内容を思い出していない様子が描かれている。


水田わさび版アニメオリジナルエピソード「のび太が出会った仮面の女王」では、しずかが誤ってわすれろ草の香りを嗅ぎ続けた結果、しずかの記憶が全て消失してしまった様子が描かれている(作中でもドラえもんが「嗅がせ過ぎると記憶まで奪っちゃう」と明言している)。


ドラベースでは、作中最初の江戸川ドラーズVS荒川ホワイターズ戦で、試合で使用可能な道具の1つに選ばれた。チェンジでシロえもんがマウントを降りる際にマウントにわすれろ草を植えた。それにより、ドラーズの投手・ひろしがボールの投げ方を忘れて適当に投げてしまったのでめった打ちされてしまった。その後、クロえもんがわすれろ草の存在に気付いて取ったので、ひろしはいつもの調子に戻ることができた。

その後、エーモンドがシロえもんに対して同じ手を使おうとするも、エーモンドがわすれろ草を植えること自体を忘れてしまい、意味なく道具を無駄遣いしてしまった。


関連道具

  • ドラキュラセット

マントと牙でセットになっているひみつ道具。

装備するとドラキュラの如くコウモリに変身する能力が備わり、人から特定の記憶を吸い取ることが出来るようになる。

しかしドラキュラと同じ弱点も備わってしまい、記憶を吸い取ろうとした人物がニンニク(を使用した料理)を食べていた場合、変身が強制的に解除されてしまう。

それだけでなく、記憶を吸い取ろうとした人物が十字架(に似た物)を持っていた場合、使用者は意識を失ってしまう。

また、こちらは上記の「わすれろ草」とは違い、作中の描写を見る限り忘れてしまった記憶を自力で思い出すことは不可能(作中では、この道具で記憶を吸い取られたジャイアンスネ夫は、消された記憶を最後まで思い出すことはなかった)。


  • ワスレンボー

棒型のひみつ道具。

タイマーが搭載されており、忘れさせたい記憶の時間帯を設定した状態で相手の頭を軽く叩くと、設定時間から現在までのことを忘れさせることが出来る。また、こちらは上記の「ドラキュラセット」と同様に、作中の描写を見る限り忘れてしまった記憶を自力で思い出すことは不可能(作中では、のび太がこの道具で自分が何をしていたかを忘れてしまった際、一部始終を見ていた「変身ロボット」から説明を受けるまで自力で思い出すことが出来ていなかった)。

それだけでなく、こちらは上記の「わすれろ草」と同様にロボット等の無生物に対しても有効(作中ではドラえもんがこの道具で頭を叩かれた際、自分が先程まで何をしていたのかを忘れてしまっている)。


映画版奇跡の島』ではタイマーが故障してしまっており、少年時代ののび太のパパが誤って使用した際、記憶が全て消失してしまう様子が描かれている(漫画版では特に故障しておらず、最初から「全ての記憶を消す」道具として描写されているが、原作版の設定と矛盾している)。

その後、ドラえもんがパパにもう一度この道具を使用した際、失われていた記憶が蘇る代わりに、先程までの記憶が消失してしまう様子が描かれている(原作版では、同じ相手にワスレンボーを二回以上使用する描写は無い)。


STAND BY ME ドラえもん 2』ではタイマー機能を使用する場面はなく、ドラえもんが「少し前から今までのことを忘れてしまう」と説明している。ただしメイキングブックでは「タイマー機能の設定自体は存在するが、映画作中ではその描写を省略した」と解説されている。


  • メモリーディスク

ディスク型のひみつ道具。

相手の頭上にディスクを浮かばせると、記憶を抜き出すことが出来る。抜き出した記憶は専用の装置(正式名称不明)で映像として見ることが可能。専用の装置に映らないほど(記憶を抜き出した相手にとって)曖昧な記憶がある場合、ディスクを磨けば映し出すことが出来る。

抜き取ったディスクをマジックで塗り潰すと、該当部分の記憶を消すことが出来る。それだけでなく、ディスクに偽の記憶を上書きして相手に戻すことも可能。

また、こちらは上記の「わすれろ草」と同様にロボット等の無生物に対しても有効(作中ではドラえもんがこの道具を使用し、偽の記憶をディスクに上書きしている)。


スピンオフ作品『ザ・ドラえもんズスペシャル』で登場した際は、この道具で記憶を抜き出されたとしても、その記憶と密接に関係する物を見れば自力で思い出すことが出来る様子が描かれているが、その一方で「抜き出した記憶は三日経過すると完全に消失してしまう」と説明される様子も描かれている(原作版にはそのような設定及び描写は存在しない)。


  • ワスレバット

バット型のひみつ道具。

このバットで相手を叩くと、相手は先程まで考えていたことを忘れてしまう。また、この道具で記憶を消した相手に対し、バットの細い方で叩くと忘れさせた内容を思い出させることも可能。


関連タグ

ドラえもん ひみつ道具

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