概要
『ゴジラ2000ミレニアム』に登場する異星人。
SF映画における定番のタコ型宇宙人であるが頭が大きく、体色も青っぽい透明なのでクラゲ型宇宙人といったほうがしっくりくるかもしれない。
作中での動向
元は茨城県鹿島灘沖海溝に眠る岩盤状だったが実はこれは太陽光をエネルギーとするUFOであり、CCI(危機管理情報局)の深海調査船しんかい6500のサーチライトで目覚めてしまう。
かつて6〜7000万年前の時代になんらかのトラブルで地球に不時着し水没。それ以前のことは不明だが、想像も絶するほどの長い時間宇宙を彷徨っていたかもしれない。
UFOの内部は宇宙航行の間に肉体を失い、その間に耐えるために体組織を変化させて不定形生命体となり、量子流体化することで生存している。
西新宿のオペラシティ・タワー上空に鎮座し見えない触手からタワー内のコンピューターから地球の情報を入手し、『MILLENNUN』と称して地球を新たな自分の故郷千年王国にすべく人類に宣戦布告。そして地球の大気を自身に適したものに作り変え、さらにはゴジラの細胞に含まれるオルガナイザーG1を入手し自身の新たな肉体を形成しようと画策する。
西新宿に現れたゴジラを気絶させ、タコのような巨大な頭から複数の触手を生やした巨大異星人形態へと実体化。
しかしゴジラ細胞は持ち主以外には制御不可能な代物であり、ミレニアンもコントロールできなくなってしまい、怪獣へと変貌してしまう。
以降はオルガを参照。
漫画版
龍村もんどが別冊コロコロコミックで手掛けたコミカライズでは数十あるいは数百人規模の地球人型ヒューマノイドが液状に混ざり合って、宇宙船に眠っていた。
篠田雄二と一ノ瀬由紀と会話をするために不純物が少ないのでコピーしやすい幼生体として、雄二の娘の篠田イオを捕らえ、イオの姿をコピーする。
個人の欲望を捨てた自分たちこそが地球の支配権がある主張し、オルガナイザーG1を取り込んだことで元の姿を取り戻しかけるも個人の肉体に執着するミレニアンは適応できずに崩壊。宇宙船をゴジラに破壊された怒りから、中途半端に分離・融合して、オルガへと変貌した。
ちなみにコピーイオの姿は全裸の小学6年生少女という漫画版だからこそ許された描写が描かれ、本作のイオにしても某作品の女性キャラを思わせるデザインをしていると半ば作者の暴走が見て取れる。