説明
家族形態の一つで、両親と子供しかいない構成の家族である。日本では欧米に倣い、第二次世界大戦後より増加した。
英訳するとNuclear familyなのだが、間違っても以下のような家族ではない。
大家族と比較すると、プライバシーを確保しやすい、介護の影響が小さいというメリットが有る。
デメリットとして、育児環境が孤立して負担が大きい(欧米には家政婦など「育ての親」を招き入れる文化が庶民にも根付いているが、日本でそれができたのは貴族や武家といった身分の高い層だけで、庶民は長らくその役割を祖父母に依存していた)他、ストレスが溜まりやすく夫婦関係の悪化や虐待に繋がりやすい。また、子供だけの時間が多くなることや家庭間の希薄から、子供の家族的承認が十分育たず、成長して承認欲求の肥大やひきこもりになるケースもある。
近年は一人親家庭の増加により、核家族すらも減少傾向にある。