概要
時代背景
中南米諸国は近代戦の直接的な参加経験がなく軍備力の近代化が課題となっていた。1939年に勃発する第二次大戦で直接戦闘に参加しなかったものの、多くの国が連合軍やドイツ軍側に立って宣戦を布告した。連合軍側に立った諸国には米国から兵器が貸与・供与がおこなわれ軍備力の近代化および拡充に大きな影響を与えた。
そんな中、アルゼンチンは自国にて生産数こそ少ないが中戦車の試作を行っていた。
開発
設計にはアルゼンチン陸軍のショー大佐とアルフレード中尉が深く関わったと伝えられており、生産された中戦車は米国のM4中戦車に似たスタイルをしているが、各部機構の設計自体はアルゼンチン独自のものとなっている。
鋳造砲塔にクルップ社製30口径75mm砲を搭載し当時欧州で戦っている各国戦車と比較しても劣るところのない中戦車であった。
末路
ナヒュール中戦車の生産コストを考慮した結果、米国から供給されるM4中戦車を使用した方が安上がりだとして、16両が生産されたのみに終わった。
pixivでのイラスト
マイナーであるため、擬人化イラスト一枚しか存在しない。