概要
鉄骨渡りを怯える多重債務者たちに放った言葉。
発言に至る経緯
そもそも何故この様な発言に至ったかと言えば、必死に勉強をして良い学校に入り、就職競争に勝ち抜きエリートコースを歩み、その上で何年も必死に仕事をこなして得られるのが2000万という大金である。
自堕落に過ごし借金まみれの債務者が、それだけの大金を得るには命を賭けるのも当然である。
利根川がこの発言を行った真意は「限定じゃんけん」の時のように債務者たちのクレームを黙らせるためのいわば詭弁なのだが、内容自体は債務者たちの今の状況を的確に言い当てたものだったため、誰も言い返せなかった。そもそもの話、債務者たちが借金もギャンブルもせずに、せめてバイトだけでも真面目に取り組んでいれば、命に関わるゲームに参加することもなかったので尚更である。なんなら、上手くいけばバイトから社員登用されて安定した生活だって送れていたはずである。
現実でも利根川の言うように「金は命より重い」状況というのは全然珍しくもない。例えば、貧困問題に苦しんでいる南スーダン共和国はまさにそれである。金がなければ、食っていけないし、病気を治すこともできずに死ぬしかない。まさに「金は命より重い」のだ。