冷戦期の1950~60年代に掛けて登場した左派組織。
概要
日本においては「思想的には日本共産党より更に左。目的達成の手段に関しては暴力を容認・行使するなど極めて過激」な集団を意味する用語(主に警察用語・マスコミ用語)が「新左翼」「過激派」「極左」である。
殆どの組織が革命などを旗印に、より急進的で直接的な活動を行っていた。故に過激な暴力的手段を取ることも多く、日本では殆どの組織が過激派の1種「極左暴力集団」として警察や公安から警戒・監視の対象となった。
誤解されがちではあるが、労働組合そのもの(たとえ過激な労働争議を行う組合でも)は新左翼ではない。
しかしながら、過激な路線を採った労働組合の中には新左翼のシンパが多くを占めていたり、或いは新左翼から多大な支援を受けていた労働組合が少なからぬ数が存在した事は紛れもない事実である。
「旧」左翼は日本共産党・日本社会党がこれにあたる。もともと日本共産党の武装闘争中止に反発した層が多く、日本共産党に対しては「代々木」「スターリニスト」などと呼んで対立していたが、日本社会党には加入戦術として浸透を図る勢力もあった。
現在ではリベラルに転進しているものが多く、表現規制の片棒を担いでいるものも多い。