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フォッカー・アインデッカーの編集履歴

2024-10-02 17:08:56 バージョン

フォッカー・アインデッカー

せかいはつのほんかくどっぐふぁいとき

フォッカー・アインデッカーとは、第一次世界大戦にてドイツで開発された単葉戦闘機である。ドッグファイトに使用することを前提に設計された初の戦闘機でもある。

性能諸元

EⅢ

全長7.2m
全高2.4m
翼幅9.52m
最高速度時速140km
武装7.92 mm パラベルム MG14 機関銃 ×1

概要

アインデッカー(eindecker)とはドイツ語で単葉機をさす。


第一次世界大戦はヨーロッパでは久し振りの(そして当人たちが予想もしないほど混迷し拡大してしまった)大規模な戦争であり、様々な技術が戦争に導入されることになった。その中の一つがライト兄弟が1903年に成功しさせた動力機関付きの航空機もあった。


開戦当時は楽観視していたこともあり偵察機として導入された航空機であったが、長期化して徐々に連合国と枢軸国の精神が摩耗していき、遭遇すると拳銃で互いを銃撃しあうようになり、更には日露戦争で実用性が証明された機関銃を備え付けた機体も出てくるようになる。


そして、「旋回砲塔形式よりも飛行機の進行方向と同じ向きに固定した機銃で相手を攻撃したほうが命中させやすく、更にはよそ見しないで済むので操縦ミスによる墜落も防止できる」と考えたローラン・ギャロスというフランス人パイロットが機首に機銃を仕込みプロペラに防弾処理を施したモラーヌ・ソルニエ Lを開発。武装が貧弱なドイツ機を複数撃墜した。


が、ギャロスが不時着して捕虜となり機体がドイツの手に渡ったため、同国が構造を分析し更にはプロペラの回転に合わせて弾丸を発射する同調装置を開発。それを組み込んだことで世界で初めてドッグファイトを前提とした戦闘機として開発されたのが、本機アインデッカーである。


よりドッグファイトに適した形で設計された本機はさっそく空戦に導入されモラーヌ・ソルニエ Lを圧倒、『フォッカーの懲罰』と恐れられDH.2がイギリスで開発されニューポール11がフランスで導入されるまで空戦で優位に立ったのであった。


一方で縦操縦と方向操縦が敏感で水平に飛ばすのも一苦労であり、より洗練された機体が開発されると順次交換されていった。


関連タグ

ドイツ軍 戦闘機 第1次世界大戦 レシプロ戦闘機 複葉機

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