概要
カラカサタケ(漢字表記:唐傘茸、学名:Macrolepiota procera)は、ハラタケ目ハラタケ科カラカサタケ属に分類されるキノコ。担子菌門のキノコの一種。食用きのこである。
外見は唐傘を連想させる直径8~30㎝もある立派な傘を持つキノコで、高さは30㎝が基本で条件が良いと40~50㎝も伸びる大型種。
傘には成長に伴いひび割れて褐色の鱗片が並んだ状態になり、柄にも細かい鱗片による段だら模様ができる。
さらに柄の中は空洞で上部にはリング状のツバを持つという特徴もある。
傘を握っても崩れず元に戻る弾力性を持つことからニギリタケという古名を持つ。
キジタケ、ツルタケという名で呼ばれることもあり、地方名として香川県ではオシコンボと呼ばれる。
春から夏にかけて人目に付く雑木林や公園の草むらなどに発生する。
生食すると蕁麻疹や下痢などの胃腸障害、喘息などのアレルギー症状がでるために、湯がくなどの加熱調理を行うことが必須の毒キノコでもある。
また幼菌の似ている同属のオオシロカラカサタケやドクキツネノカラカサ、ドクカラカサタケは、完全に毒キノコなので素人判断で採取・野食は避けるべきである。
カラカサタケ属
創作での扱い
倒したモンスターを食材や素材にして冒険するRPG。
アクパーラ大陸北部の草原に出現するキノコ系モンスターで、外見は唐傘お化けそのもの。
食材としては可食程度で回復値や売値は安い。
なお荒野に出現する換金率が高い一本足の鬼いっぽんどっこと、外見やポーズなどキャラがかぶっている。