それは、全ての自由を解き放つ奇跡━━━
概要
小学館とタカラトミーの共同プロジェクトで、魔法や魔獣が存在するファンタジー世界を舞台に巨大ロボットが活躍するロボット漫画。
2024年5月開催の静岡ホビーショーにて告知され、同年10月4日、小学館のweb漫画サイト『週刊コロコロコミック』とニコニコ漫画の「てれびくん SUPER HERO COMICS」にて連載開始された。週刊コロコロコミックでは先行して2話が掲載されている他、小学館が運営・配信するコミックアプリ『サンデーうぇぶり』でも、10月4日に第1話が配信された。
作画はトバロ氏、メカデザインはタカラトミーが担当している。
あらすじ
魔獣に囲まれたその世界は、機神アンブレイカーによって守られていた。
アンブレイカーパイロットである主君のセシウスに仕える主人公・ダスティは、皇帝の座を巡る戦いに巻き込まれていく!!
(週刊コロコロコミック掲載ページより引用)
登場人物
- ダスティ・ミラー
エンデバー家当主セシウス・エンデバーに仕える青年で、後述される立場などから「死神執事」の異名を持つ。
幼い頃に捨てられていたところを拾われ、セシウスや妹のアウラと兄弟同然に育った。
当主でなければ機神のパイロットにはなれないため、セシウスとアウラを守る執事として執事長に戦い方を伝授してもらって以降、機神を狙う不届き者達を排除している。
機神を狙うエンデバー分家が差し向けた刺客によって起こされた魔獣襲撃により、片腕と下半身を失う瀕死の重傷を負ってしまうが、彼の強い思いに応えたかのように機神が無人で動き、これを運命だと捉えたセシウスに「機神と正式契約し、皇帝となってアウラと結婚し、3人で本当の家族になる」提案をされ、ダスティはそれを呑み機神と正式契約を交わして一命を取り留める。
機神の正式パイロットとなったダスティは「アンブレイカー TYPE:影(シャドウ)」を駆り、魔獣や皇位の座を巡る他の機神との戦いに身を投じる。
- セシウス・エンデバー
エンデバー家の現当主。軽い性格だが当主としての強い責任感を持つ。パイロットとしての腕前も優秀。
新皇帝の花嫁候補に選ばれているアウラには「自由に生きてほしい」と思っており、新皇帝になってアウラを守ろうと思っている一方、ダスティとアウラが両片想いである実状を公認しており、本心では「いっそのこと二人で駆け落ちしてほしい」とも思っている。
分家の刺客による魔獣襲撃時、ダスティの思いによって機神が無人で動いた様を見てコレは運命だと捉えたセシウスは「機神の契約をダスティに譲り渡し、新皇帝となってアウラと結婚し、3人で本当の家族になる」計画 をダスティに提案する。
歌姫(アイドル)のルリィの大ファンであり、自室に関連グッズを大量に置いている。
- アウラ・エンデバー
帝国最高の魔導士で「指輪の魔女」の異名を持つセシウスの妹。
六大名家の中で最も優れた魔力を持ち、それにより帝国の伝統である「新皇帝の花嫁」の最有力候補に選ばれている。
幼い頃にダスティと「機神のパイロットとなって結婚する」約束をしている。
機神(アンブレイカー)
魔獣の脅威から帝国を守る「六大名家」がそれぞれ1機づつ保有している勇者の鎧(所謂スーパーロボットだが、後述の機能からコチラにも近い)。
魔獣退治だけでなく、将来的に次期皇帝を決めるバトルロワイヤルにも使われる。
仮の頭部・四肢パーツをコックピットブロックである胴体部に取り付けると、契約前でも運用は可能だが、機神と契約を交わすと真の姿へと変形(作中では召喚して現れる棺桶型の装置に胴体部が収納され、各パーツが形成される形で真の姿となる)する。更に契約者となったパイロットは修復機能によりあらゆる傷が治癒される他、ナビAIのサポートを受けられるなどの恩恵が得られる。
機神との契約期日は初代皇帝によってプログラムされており、エンデバー家の機神の契約期日は帝国の建国記念日に定められている。
- TYPE:影(シャドウ)
エンデバー家が保有する機神。
当初はのっぺらぼうの様な頭部が特徴の仮パーツが取り付けられ、セシウスが操縦していたが、後にダスティが正式契約に伴いツインアイとV字の角(頬に斜め下に伸びる短い角が1対あり、額の角を相まってX字の様になっている)を持ったヒロイックな姿となる。
2話時点では格闘での戦闘のみで武装類は不明。
用語
- エテルナ帝国
帝都を中心にインテグラ州、ヴィクター州、エグレジャ州、ヒルデリア州、ジュビラ州、ヴィタリア州、アバダンデ州、セレス諸島の9つの州からなる国家。
国境周辺が魔獣の生息域となっており、千年間魔獣の脅威に晒され続けており、襲来して来た魔獣は六大名家が保有する機神によって退治されている。
- 次期皇帝選定戦
六大名家全ての機神パイロットが正式契約した際に行われる、新皇帝を決めるバトルロワイヤル。