概要
1986年にSNKより発売されたアーケードゲーム『アテナ』及びAC版の続編として制作された携帯アプリゲーム『アテナ フルスロットル』シリーズの主人公。
続編『サイコソルジャー』及び『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場した麻宮アテナの先祖である。
ストーリーの説明では「アテナ姫」となっているため、本記事名も「アテナ姫」として「アテナ」単独のタグ及び他記事と区別している。
他の公式別称として「初代アテナ」も存在する。
キャラクター設定
冒険大好きで退屈を何よりも嫌うビクトリー王国の王女。王様も頭を悩ますおてんば娘で、王国にちょっかいを出してくる悪者である魔王ダンテを退屈しのぎに叩き潰すべく、幻想界に通じるお城の開かずの間の扉に飛び込み、待ち受けるモンスターたちをなぎ倒しながらつき進んでいく。
露出度の高さに関しては「装備を得て強くなっていく様子を表現するためには何もつけてない方が分かりやすいから」という制作上の理由からであり、色が赤なのはグラフィックのわかりやすさを考慮してのことだと思われる。
きっちり装備を整えないとろくに進めないほどの高難度でありつつ、その衝撃的なビジュアルは当時の少年層や青年ゲーマーの度肝を抜きつつもがっちりとそのハートを射止めたようで、装備を整えるごとに露出度が減ってしまうことを惜しんでこの姿のままで全クリアを達成するつわものもいたというのだから恐ろしい話しである。
アテナ姫と麻宮アテナ
公式設定上では先祖・子孫という間柄で明確に別人だが、KOFシリーズでサイコソルジャーがレトロゲーム枠で出演し、子孫である麻宮アテナの知名度の方が上がったこともあり、ファンの間では両者が同一人物と間違われやすい。
更には公式でも扱いが一定しておらず、『KOF'94』では、サイコソルジャーチームが女性格闘家チームに勝った時、麻宮アテナが勝利セリフとして『私がSNKヒロインの元祖なの。ごめんね…。』と発言していたり、2006年度の20周年記念のイベントの際に「''SNKの元祖ヒロイン麻宮アテナ''」と発言され(麻宮の方の20周年は2007年)、スマホでリリースが告知された「アテナ」の新作(残念ながら、現在は立ち消えになってる)の公式画像内で『ATHENA ASAMIYA』と表記されるなど、こちらの方が先祖で元祖にも拘らずあんまりな扱いである。
前述の通り、あくまで別人同士なのでお間違いなきよう。
後に元祖アテナ姫が『KOF2000』で麻宮アテナのアナザーストライカーとして登場し、続いてSNK製の格闘ゲーム『SVC CHAOS』と『ネオジオバトルコロシアム』にて単体キャラクターとして参戦(『SVC』では隠しボス)。
『Days of memories』では『初代(はつしろ)アテナ』として登場し、麻宮アテナと競演を果たした。(ただし、世界観の都合上、関係はいとこ同士)
「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」で子孫の方が出てしまったのは、おそらく同じSNK格闘女王と同様に先祖の格好がネックになったと思われる。ただし、「ATHENA」からの楽曲はアレンジとして存在する。