概要
第7話「ピックジェムズ」にて登場した、マギカシリーズでも他に例のない特殊な魔法少女。魔法少女狩りをおこなうプレイアデスをソウルジェムで強化した双眼鏡で眺めていた(このシーンは佐倉杏子のオマージュと思われる)。その後、かずみと神那ニコの前に現れ、2人と戦う。
彼女の“願い事”
現時点では不明。その特殊な身体や趣味となにか関係がある可能性がある。シナリオ担当の平松氏によると「大した理由じゃない」「ないものねだり」をしたとのこと。ソウルジェムの色は濃い赤。シンボルマークは月。変身時の位置は左胸。
キャラクター
魔法少女の姿は白いドレスのような衣装をまとったゴスロリガール。性格はややナルシストな面があり、かずみとニコに不意打ちをせずに正面から声をかけているところから自信家か戦闘狂の類だと思われる。口癖は「スキくない」。趣味は衝撃のソウルジェム集め。具体的には、他の魔法少女を襲ってジェムを奪い取るという、まるで首狩り族のようなものであり、通称ピックジェムズ(ジェム摘み)。当然ジェムを奪われれば、活動不能になり場合によっては死ぬことになるため、行動原理自体がかなりの危険人物である。ソウルジェムのことを「こんなキレイな宝石他にないよね。だって生命の輝きだもん!」と発言していることから、何もかも理解したうえでこの事を行っているようだ。
ちなみに収集目的は観賞用。したがって、綺麗な状態のジェムにしか興味を示さない。しかし、ジェムを奪われれば場合によっては死ぬとはいえ、肉体から切り離される以上は魔女化する可能性もなくなるため、他の魔法少女にとって厄介な存在ではあるが、キュゥべえにとってはさらに都合の悪い存在とも言える。その意味では、マギカシリーズの中でも「キュゥべえに思いっきり一杯食わせた人物」と考えられなくも無い。この事態にキュゥべえが何も手を講じていなかった点は、キュゥべえは契約(およびグリーフシード回収)以外の事をロクに何もできず、契約後に魔女化を促進させるような自身に都合のいいアフターケア能力がない事も示している。
ただし、これはあくまであやせとルカが「トッコ・デルマーレ」に類する魔法を使えるか、ソウルジェムを肉体から切り離した場合濁らなくなるという設定があればの話である。ない場合、もしかしたら彼女たちはコレクションの美しさを保つために人一倍グリーフシードを集めていたのかもしれない。どっちにしろ他の魔法少女にとっては迷惑な話だが。
戦闘スタイル
武器はブレード。灼熱の炎を飛ばす「アヴィーソ・デルスティオーネ」を使い、「アヴィーソ・デルスティオーネ」を自在に操る「セコンダ・スタジオーネ」を使用する。
ニコと戦ったときに不意を突かれ「トッコ・デル・マーレ」を受け、ジェムと身体とのつながりを断たれて敗れた。…かに見えた。だが次の瞬間、通常の魔法少女では起こりえない事態が発生。なんと、活動停止に陥らず、そればかりかジェムを奪い返した。
その理由は、彼女が1つの体に2つの人格を有していたことによる。当然、ソウルジェムも2つ持っていることになる。もう1つの人格とは「双樹ルカ」。つまり、あやせはニコにジェムを取られたときに確かに気を失っていたが、同時にルカの人格が表に出る形で活動停止を防ぎ、ルカがあやせのジェムを取り戻したのである。
詳細や、その後に関する事は双樹ルカの項目を参照。