「連中の動向には今後も注意を払うべきだろう
天界警察特務一級捜査官
『神の正義』ザドキエルとしてな……」
概要
『円満解決!閻魔ちゃん』の登場キャラクター。
2021年のPlottアンテナでビジュアルが発表されたものの、登場以前に本作が2022年9月に最終回を迎えたせいで未登場のまま終わってしまった(一応最終回にちょっとだけ出ているが、エマに倒されて即退場という酷い扱いを受けた)。
そして本編終了後に発表されたコミカライズ版の第6審(6話)にて満を持して初登場。即退場お兄さんから晴れて登場解禁お兄さんになったのだった。
人物像
天界警察特務一級捜査官と呼ばれる職種についており、初登場では人間に扮して『金の亡者』を悪用する閻魔を逮捕する為に人間界に現れた。後に『あのお方』に与する勢力の捕縛のために活動していことが判明する。
彼は天使に分類されるが、天界警察は並の神を超える力を持つ者も少なくない。ヤマに至っては天界警察の名前を聞いただけで身震いしたほど。
当初は人間のオタクに扮していたが、話し方こそ演技だったがオタクというのは事実である。
能力としては、飛行能力および『雷霆の槍』と呼ばれる雷を槍のように操る技が使用可能。まるで何処かの誰かさんのように……
コミカライズ版での動向
- 第6審
「俺は今、猛烈に感動している!」
当初は人間のメガネなオタクに扮し、メイドカフェで働くエマとヤマを見て長ったらしい一人語りをして尊さを述べていた。しかしいよいよ台詞が続かなくなったので零士から「やっと語彙が尽きたな」と突っ込まれた。
その後、『金の亡者』を消滅させると共に真の姿に変身。そして違法に閻魔道具を使っていた閻魔の一人をあっさりと捕縛した。
- 第10審
『金の亡者』として強盗を働く幼女りっかを消滅させるべく登場し、零士とエマの前に現れる。
- 第11審
りっかは黒幕によって普通の女の子に偽装させられた『金の亡者』だった。黒幕の意思一つで自我を失い、『金の亡者』として強盗を繰り返していた。
だがりっかは零士たちにとって大切な友達であった。零士から「俺の能力ならりっかを救える」と言われ、更にはエマからりっかを消滅させるなら敵対も辞さないと睨まれる。ザドキエルとしても正規の閻魔(冥府)と敵対するのは本意ではないので引き下がった。
そして保護したりっかを救う方法を模索するべく住まいであるタワマンへと連れて行く。豪勢な暮らしとは裏腹に内装はオタクグッズで溢れており、それを見た零士は「あの時のオタクか」と気づいた。
りっかが望む金額を零士が与えれば『金の亡者』から開放させることができるのだが、その金額は∞(無限大)。これでは無理だとしてザドキエルは、術を施してりっかが『金の亡者』にならないようにした。そして3日以内に彼女を救えないなら消滅させると零士とエマに告げる。
その後、UberEATSに扮した黒幕から襲撃を受けてしまう。
- 最終審
最後の敵……それは北欧神話で知られる神ロキであった。ロキもまた『あの御方』にお金を献上していた邪悪な神であり、りっかを操っていた黒幕だったのだ。
ザドキエルはロキの不意打ちで負傷し、肉体を維持できなくなるほどのダメージを受けてしまう。
駆け付けたエマに向けて「あの娘を救ってほしい」と言い残し、現界から消滅。ロキとの決着はエマに託された。
余談
- モチーフのザドキエルとはユダヤ教の伝承に伝わる天使でその名前は神の正義を表しており、上記の異名もこれに由来していると思われる(詳細はこちらを参照)。また、本作にはインド神話に由来する人物も出てくる。
関連タグ
Plott作品の関連キャラ
その他
- アルベルト=フレイザー:原作者である羊太郎のデビュー作の登場人物。外道魔術師を狩る執行者であり美形の青年。