概要
7話「ピックジェムズ」終盤に登場した魔法少女。通常の魔法少女と異なる点は、1つの体に2つの人格を持っていることである。かずみ・神那ニコと戦った。
もう1つの人格である双樹あやせのソウルジェムがニコの「トッコ・デル・マーレ」で奪われた時に、意識を失ったあやせに代わって表に出てきた人格。ジェムの機能を停止させて油断していたニコを魔法で貫き、あやせのジェムを奪い返した。
ルカの人格が登場する以前の詳細に関しては双樹あやせの項目を参照。
彼女の“願い事”
あやせ同様不明。その身体や、趣味が関係している可能性がある。シナリオ担当の平松氏のブログによる情報だと「ないものねだり」をしたらしい。
ソウルジェムの色は薄いピンク。シンボルマークはあやせと形が違う月。変身時の位置は右胸。
戦闘スタイル
あやせ同様ブレードを武器とする。使用魔法はあやせと対となる超低温魔法「カーゾ・フレッド」を使いこれにより氷の槍でニコを貫いたり、かずみを氷付けにする。
また、2人の魔法(あやせ高温魔法・ルカの低温魔法)を同時に放つことで、収縮と膨張を同時に引き起こすことで強烈な反作用エネルギーを生み出して撃つ「ピッチ・ジェネラーティ」が必殺技である。
なお威力は大概の魔女なら一撃で塵と化す(魔法少女相手に加減はしていたのだろうが)かずみの「リーミティ・エステールニ」をも上回るほど。
ピッチ・ジェネラーティとは、英語に直すとツイン・ピークス。日本語に直すと2つの頂点。この技名からニコは攻略のヒントを掴む。
キャラクター
真紅の和服めいたドレスをまとったサムライガール。ポニーテール部分にはダガーのようなかんざしがついている。口調はどこか子供っぽくわがままな印象を受けるあやせとは違い、「いとをかし」「さもなくば」といった硬めで若干古風な言い回しを台詞に混ぜた丁寧なもの。
なお、これらとは別にあやせとルカの人格が同時に表出した姿も存在し、この状態の服装は二人の衣装が交差した様なデザインで、二人のどちらとも異なる堂々とした口調で話し、語られていない三つ目の人格がある様にも見える。
あやせが趣味としている「他の魔法少女のジェムを奪って集めるピックジェムズ」を彼女も同様に行っている。「さもなくば、あやせとの共存など不可能でしょう?」との通り、あやせとの二重人格ではあるものの、行動原理が完全に一致しているため、人格のせめぎあいによるトラブルなどは恐らく発生していないようだ。ソウルジェムの輝きを「生命の美しさ」と表現しており、このようなかなり細かい点まであやせと一致する。かずみの右耳のピアスを見て「身体から分離している。なんというレアもの」と発言している。しかし第2話で海香たちに魔法少女の説明でソウルジェムの話になった時、かずみは「ソウルジェム…これのことね?」と左耳のピアスを指して発言している。
なお、おまけのみんな☆マギカ倶楽部にてひらまっちはあやせとまとめて「双樹姉妹」と呼んでいる。これが一体なにを意味するのかは現時点で不明。
必殺技であるピッチ・ジェネラーティを破られたあやせ・ルカには聖カンナから渡されていた4つのイーブルナッツのうち2つをかずみとニコに投げ込つける。
あやせ・ルカの趣味を考えれば、魔女化を促進させるイーブルナッツは、命中すれば相手のジェムを濁らせることを意味しており、ピックジェムズとは相容れないものだが、この行為の直前に「あやせのジェムは私が守る」発言しており、あやせのジェムを危険にさらしてまで手に入れたいジェムは彼女にはないのだろう(あやせも同じセリフを発言している)。
結果としては、浅海サキにキャッチされて失敗に終わり、イーブルナッツの入っていた箱ごと奪われて潔く負けを認め、「トッコ・デル・マーレ」でジェムを取られてあやせ共々レイトウコ行きとなった。だが、このとき2人が負けを認める際に言った言葉はかずみにかなりの衝撃を与えるものだった。
「ここまでか。わたしたちの負けだ。殺れ 魔法少女狩りのプレイアデス」
そのトンデモ性格から2人は多くのファンに再登場を望まれた。一応再登場はしたのだが実にマギカシリーズに相応しい再登場であった。