概要
18話以降のネタバレを含みます
双樹あやせとルカの魔女形態。性質は『豪奢』。魔女化後も二人でひとつの体を共有しているのは彼女たちの願いか宿命か。魔女化してもなお、求めるものは、『究極の宝石』。ソウルジェムを与えない限り止める手だてはない。最低最悪の魔女。(かずみ☆マギカ5巻魔女図鑑より)
経緯
第18話「コネクト」にて、あすなろの昴に食い殺される直前に若葉みらいがあすなろの昴を守るために使用した「ラ・ベスティア」のテディベアによって第19話「グリーフシード」で「レイトウコ」に保管されていた双樹あやせ・ルカのソウルジェムが解き放たれたことによって誕生した二体一対の魔女。
始終「キャハハ」と笑っている。
双樹あやせ・ルカの邪念が強かったため、他の同じように誕生した魔女と違い、みらいの群体操作魔法「ラ・ベスティア」による影響を完全に受けていない。
2つのソウルジェムから誕生しており、他に例の見ない魔女だが、元となった2人のことを考えればむしろこうなるのが必然であろう。
登場して早々、かずみを奪おうとする聖カンナに操られ、御崎海香のロッソ・ファンタズマで分身した牧カオルを蹴散らすなどの活躍ぶりを見せた。
その後は、あすなろの昴の自害を手伝う。
第20話「インキュベーター」ではカンナと共に"あすなろの昴が自害したことで得たグリーフシードによって完全復活し、他の魔女たちを瞬殺したかずみ"と激闘を行なう(なおこの時カンナから「外道魔女」と呼ばれ、ファンから単行本発売までこの名称で呼ばれることとなる)。
だが、この20話は海香とカオルの回想がメインであり、回想をあけた瞬間カンナ共々かずみに串刺しにされる。
最後は21話「ジュゥべえ」にて、海香とカオルのためにグリーフシードを欲したかずみの「リーミティ・エステールニ」で完全消滅させられるというあんまりな最期だった。
しかし、グリーフシードを落とす事はなかった。まさに「外道」(ただしそれを言うなら同時に誕生した他の魔女にも言えることである)。
ちなみに21話と22話の間のおまけページでグリーフシードをくれない最後までいじわるな双樹たちと書かれており、同ページでルカが「わざとじゃないですよォ?」あやせが「いいがかりだなあ?」と邪悪な笑みを浮かべながら言っている。その通りではある。
魔女化した者はそれまでの性質をある程度(多くは歪んだ形で)引き継ぐことは多いが、これほどまでに魔女化前と行動原理がほぼまったく変わらない魔女も珍しい。欲望が単純すぎて歪む余地もなかったのだろうか?
外見
その名のとおり翼の生えた双頭の犬という姿。
おそらくソウルジェムを狙う猟犬で、翼はどこまでも追いかけるためにあるのだと思われる。
魔女の結界
あすなろの昴を含む全ての魔女が倒された後の双樹姉妹がかずみとニコに倒された場所に酷似した建物が背景にあり、ソウルジェムと思われるものが箱に入った風景がこの魔女の結界と思われる。
関連タグ
ドッペル…命名法則から豪奢のドッペルと導き出せる。
若葉みらい←元凶