概要
生前腹黒く諍いを好み、むやみに鳥獣を虐待したり殺生したものが墜ちるという、『起世経』が説く十六小地獄に属する地獄、もしくはそこに棲んでいる鶏本体。
罪人達は炎をまとって火を噴く巨大な鶏に追い回され、脚で踏みつけられズタズタに引き裂かれてしまうという。
日本においては平安~鎌倉時代に描かれ、奈良国立博物館が所蔵している国宝『地獄草紙』第4段に描かれているものが有名で、宋文化の影響が大きい作品であるといわれる。
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