後漢
ごかんまたはこうかん
中国の王朝。2つあるが、日本では西暦1~3世紀のものを指すのが普通。
概要(古代)
1. 西暦25年に前漢の皇族劉秀(光武帝)により再興された漢王朝の呼称。ごかん。220年に魏に禅譲する形で滅亡した。現在の日本列島にある国家(「奴国」)が直接交渉した最古の記録が残っている王朝でもある。中国では五代十国時代の王朝と区別するため、首都の位置を基準にして、前漢が「西漢」、こちらが「東漢」と呼ばれる。
歴代の皇帝がやたら若い。最年少は僅か生後100日である。
その分早死にする皇帝も多く、50歳以上まで生きた皇帝は初代・光武帝を除けば最後の献帝のみである。
そんな状態で皇帝にまともな政治が出来るはずも無く、宦官や外戚がのさばる世であった。
概要(中世/五代)
2. 西暦946年に建国された五代十国時代の王朝で、五代の一つ(4つ目)。こうかん。950年に僅か2代4年で滅亡した。