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梅壺女御の編集履歴

2024-11-17 19:12:15 バージョン

梅壺女御

うめつぼのにょうご

『とりかえ・ばや』のキャラクター。

人物

右大臣・藤原角光の次女で東宮でのちの帝の女御である。


朱雀帝の治世時点で東宮に入内して10年以上が経過している。

角光から子供が生まれない事を責められ文句を言われており、本人もとても気にしているようで言われた瞬間に殺気を出していた。


自身と右大臣家の邪魔になる従兄弟の沙羅双樹睡蓮に危機感を持ち、敵視している。


自身に仕えている女房(以前は月光が生まれる前まで母である東の対に仕えていた)から聞いた二人の出生の情報と世間に公表されている情報に矛盾している点に気が付き二人が入れ替わりをしているのではないかと疑念を持つようになる。



関連タグ

とりかえ・ばや

藤原角光



















ネタバレ注意


沙羅双樹(涼子)の正体を見破ろうと刺客を雇い、行幸の狩りの際に矢を射させ肩を負傷させる。


沙羅双樹の手当に志願し、正体を暴くために強引に衣服をはだけさせようとするが襲撃を命じた張本人で自らの正体を暴くためだと悟った沙羅双樹が自分で手当てをしたことでその場をしのがれてしまう。


それでも諦めきれず、左大臣家が断る前提で自身の妹四の姫と沙羅双樹の縁談をすすめるが断わらずに結婚したことで二人が入れ替わっているのは自身の勘違いであったのかと呆然とする。


沙羅双樹と睡蓮が本来の性として生きることになった後、銀覚の文によって掘り起こした壺の中の文を読んだことで二人の出生の秘密を知ってしまう。



密かに左大臣家と沙羅双樹(月光)、睡蓮(涼子)を罰する事を帝に訴えるが一向に動かない事にやきもきし、帝の女御の地位を使って人払いをさせた涼子を自身が住居としている梅壺に呼び出す。


肩の傷を確かめるために物陰に控えていた自身の女房たちに命じて涼子の身動きが取れないように拘束しようとするが抵抗をされ、帝が自身の肩を綺麗だと言ったと涼子が帝と伽をしたという嘘を真に受け取りショックを受ける。


さらに外で控えていた涼子の女房たちが言い争う声を聞いて沙羅双樹(月光)に助けを求め、駆けつけた月光によって涼子が連れ出されてしまい、計画が失敗してしまったことに呆然とする。



その後、業を煮やした涼子の女房たちに一連の所業を帝に訴えられてしまい、帝から他の女御たちも里下がりをしていることを理由に十日ほど里下がりをするように命じられてしまう。



その里下がりをしていた右大臣邸が幻覚によって放火され、牛車で避難する際に彼によって牛車を乗っ取られて気絶させられてしまい、女房とともに人質のごとく、そのまま内裏に連れて行かれてしまう。


内裏で涼子が幻覚が遭遇した際に意識を取り戻し、彼女に向かって放火をした犯人であること、帝を連れて逃げろと叫んだことで幻覚に叩かれてしまい、再び気絶をするが涼子の機転と自身の女房によってその場から脱出する。




涼子が正式に帝の女御となりその後、懐妊した報告を受けて顔が真っ青になった角光とともに複雑そうな表情をしている。


涼子が無事に皇子を出産し、知らせを受けた帝に自ら会いに行き、出家する意向を伝える。


そこで幻覚からもらった数珠を取り出して涼子が出産をする前に祓わせたところ玉が弾け飛んだことを報告し、妬み心から幻覚と銀覚の正体を見抜けなかったことに対して償わせてほしいと頭を下げてその場を後にした。


出家後、帝から東宮候補ではなくなった弓弦親王の義母になってほしいと頼まれ、生きる希望を得られたことに感極まって涙を浮かべていた。

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