ストレイツォ
すとれいつぉ
『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物である。
概要
第1部(ファントムブラッド)
波紋法の総帥・トンペティ老師の弟子として終盤に登場。黒髪の長髪をなびかせる美青年。
老師および兄弟弟子のダイアーと共にツェペリを助けに来るも、残念ながら間に合わなかった。
その後はジョナサンと共にディオやゾンビ軍団と最後まで戦った。
「このストレイツォ容赦せん!」が決め台詞。
第2部(戦闘潮流)
老師トンペティの後を継ぎ、チベット波紋法の指導者として登場。またリサリサの育ての親で波紋の師匠でもあった。
年齢はスピードワゴンと同じ75歳。だが外見の年齢は50代そこそこ。
しかし肉体を比較的若々しく保てる波紋使いだけに、かえって「自分は常人より少し優れているだけで、いずれは老いさらばえるのだ」と自覚してしまい、かつて見た吸血鬼ディオの「圧倒的パワー」への憧れを抑えられず、ついにスピードワゴンを襲撃し、弟子たちを殺害。奪った石仮面を被って吸血鬼と化してしまった。
その後、吸血鬼である自身の障害になるであろうジョセフ・ジョースターを倒すべくニューヨークに出現。能力をフルに使って彼を追い詰めるが、ジョセフの奇策の前に敗北。
「柱の男」の脅威をジョセフに伝え、自らの呼吸で体内に(吸血鬼を消滅させる)波紋を生成し、若返った事に満足を抱きながらその波乱の生涯に幕を閉じた。
なお、吸血鬼となる前は自分の弟子たちを殺害したが、吸血鬼化以後は血を一滴も吸わず、人質にとった少女も歯を一本抜いただけで無関係の人間を手にかけることはなかったなど、波紋使いとしての誇りと人間としての良心は最低限失わなかった。
ジョジョでも比較的珍しい正統派の美形キャラであった為、その後コミックスに掲載された、熱心なファンからの「あーん!スト様が死んだ!」で始まるファンレターは語り草になっている。