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塩の街の編集履歴

2025-02-03 20:39:22 バージョン

塩の街

しおのまち

『塩の街』とは、電撃文庫より刊行されているライトノベル。

概要

著者、有川浩のデビュー作。自衛隊三部作のひとつ。

SFパニック映画的な世界背景に自衛隊要素を添えて、男と少女の恋を描いた作品。


第10回電撃ゲーム小説大賞(現:電撃小説大賞)〈大賞〉受賞。

当初、出版社はハードカバーでの出版を望んだが、電撃小説大賞の大賞を受賞したため文庫として出さざるを得なかったという経緯を持つ。

電撃文庫版ではサブタイトル「wish on my precious」が付く。イラストは昭次。

その後、大幅な改稿と後日談を加えたハードカバーが出版された(さらにその後、角川文庫から”ハードカバーの文庫版”が出版された)。


2021年10月からは『lala』よりコミカライズが連載されている。


ストーリー

空から巨大な塩の結晶が落下し、同時に人々が塩の結晶に変わる怪現象が発生したことで、塩が世界を埋め尽くした「塩害」の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。


その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。


そして―――「世界とか、救ってみたくない?」。

そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。


主な登場人物

真奈とともに新宿でひっそりと暮らしている男。暴徒に襲われている真奈を偶然助けたことで共に生活している。雑多な技術を持っており、それをもとに生活資金を稼いでいる。真奈と出会う以前は航空自衛隊F-15J戦闘機のパイロットだった。しかしある理由で自衛隊を辞め、世間から姿をくらましている。


秋庭とともに暮らしている少女。塩害前は女子高生で、塩害で両親と自宅を喪い、暴徒に襲われているところを秋庭に助けられた。以後、秋庭が保護者的立場となり、ともに生活している。おとなしく目立たない外見だが芯は強く、一度決めたことは中々折れないため、大体秋庭が折れている。


秋庭と真奈のもとに現れた男。秋庭の元同級生でお友達(自称)。塩害前は警視庁科学捜査研究所に技官として配属されていた程の天才。塩害発生後から自衛隊に関わっており、秋庭が自衛隊を辞めた理由を持ち出し、塩害で滅びつつある世界を救う作戦への参加を秋庭に提案する。


関連イラスト

塩の街塩の街塩と彼と、夏自衛隊三部作


関連タグ

ライトノベル 電撃文庫

有川浩 空の中 海の底

自衛隊

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