概要
フローリアン・ド・ジェローデルとは『ベルサイユのばら』の登場人物。pixiv上ではジェローデルと表記されていることが多い。
人物像
フランス近衛兵時代のオスカルの部下。自分のルックス、家柄などに並々ならぬ自信を持っている。
どのメディア媒体でもおおむね人物像は変わらないが、その描写により印象は異なる。
原作
ジャルジェ将軍がオスカルを結婚させようとした時真っ先に名乗りをあげた。
オスカルの気持ちを余所に結婚話は進み、アンドレも「ついにオスカルが自分以外の男と結婚してしまう」と諦めかけていたが、ある時廊下で鉢合わせしたアンドレに、ジェローデルは余裕顔で話しかける。
そしてヌーベル・エロイーズ(実在する当時のベストセラー小説)の話を引き合いに出し、
「アンドレ・グランディエ ぼくにも妻を慕う召使を妻のそばにつけてやるくらいの心の広さはあるつもりです きみさえよければ…」
このジェローデルの一言にアンドレはものすごい形相で怒り、持っていたショコラをジェローデルにぶちまけた。
「そのショコラが熱くなかったのをさいわいに思え!!」
そうして、思い詰めたアンドレは、ヌーベル・エロイーズを読み「自分とオスカルは死によってしか結ばれない」と思いオスカルに毒ワインを飲ませて心中しようと試みる…。