概要
人口は6580人。コンゴ川下流域の南岸に位置する。
周辺にはカンガ、ラルソフュ、キワンボ、ムブバなどの同規模の都市が点在し、コンゴ川をはさんだ対岸には隣国コンゴ共和国のカウンガ、マンテケ、及びマンコノンゴの3都市が存在していて、これらの都市と同一の経済圏を形成している。
両国の首都であるキンシャサ、ブラザビル都市圏からはおよそ50km南西に位置していて、首都圏との結びつきも強い。
両国の経済状況から道路の整備はほとんど行き届いておらず、首都圏との交流はもっぱら水運により行われている。
治安
コンゴ民主共和国の治安がコンゴ共和国より劣悪なこともあって、カウンガ、マンテケ、マンコノンゴに比較すると治安は一層悪い。ただし、カンガやムブバに比べれば比較的治安は保たれており、キンシャサ都市圏のコンゴ民主共和国側の都市としてはトップクラスの治安の良さを誇っている。
コンゴ民主共和国東部で跋扈する軍閥勢力による集団拉致、放火、略奪、強姦、殺戮とはほぼ無縁であり、ギャング同士の抗争やそれに巻き込まれた市民の死傷、ギャングによる車上荒らしや路上強盗が主な犯罪である。
交通
コンゴ王国の時代から水運が主たる交通であった同国においては、首都への交通の便としては最も恵まれた環境ともいえる。一方、このあたりより下流のコンゴ川は流れが激しく、船舶の航行が難しいため、大西洋へのアクセスはあまりよくない。
外洋へ向かう貨物は一度キンシャサへ運び、鉄道に積み替える必要がある。