『ゴエティア』によるとソロモン72柱の魔神の1柱で、地獄の40の軍団を率いる序列39番の強大な大総裁。詐欺師の総統。巨大なカラスの姿で出現する。要求に応じて人間の姿になるときは、数多くの宝石をつけた衣服に身を包み、しわがれ声で話す。魔法の力で頑丈な建築物を造ることが出来るが、詐欺師の総統というわけもあって、人間から貢ぎ物を受け取るが、嘘をついて騙してばかりいる。敵の考えや望みも教えてくれることもある。また優れた使い魔も与えてくれる。生贄を捧げた場合には嬉しそうに受け取るが、かえって不誠実になってしまうという。 *
悪魔城ドラキュラ
コナミのゲームシリーズ『悪魔城ドラキュラ』では敵キャラクターとして登場する。初出は『月下の夜想曲』でボスキャラとして。
闇の力を身につけ、カラスの姿で現われる悪魔。黒い翼を持ち、カラスの群れを従えている。
カラスの群れでの攻撃の他、黒い羽根を飛ばして来たり、黒いエネルギーボールを投げてきたりする。
しかし、攻撃に移るまでのモーションが長くて遅く、必ず浮いてから攻撃してくるのだがこの際にマルファスの真下が安置という⑨なボスである。そのため、ほかのボスとくらべて戦いやすく、初めて戦うボス敵であるギャイボン・ベリガンペアよりも格下の、『月下の夜想曲』最弱ボスとしてプレイヤーの記憶に残ってしまった。
あまりにも弱かったからか、『白夜の協奏曲』では通常の雑魚敵としての登場となっており、まさかのボス敵からの降格処分を受けている。
『暁月の円舞曲』ではソウルの名前として登場。『蒼月の十字架』では久しぶりボス敵として登場するが、強さは相変わらずである。しかも、ボスラッシュモードではマルファスだけ出番がない。まさかまさかの忘れ去られるという仕打ちに、またも変な方向でプレイヤーの記憶に残ってしまう。また、両作品共にマルファスから入手出来るソウルが必須ソウルなのがまたネタ度を上げている。
『ギャラリー オブ ラビリンス』ではあっさり雑魚敵に再降格処分されており、完全に雑魚ボスとしての不動の地位を手に入れてしまった。
プレイヤーからは完全にネタとして扱われてしまっており、悪魔城ドラキュラのTAS動画・プレイ動画ではマルファスが画面に映るとマルファスさんチィースッ!と嘲笑の意味を込めたコメが投稿される。