概要
神のような男のもつ、もうひとつの人格。悪魔のような邪悪の心をもったサガ。
シオンが新教皇にアイオロスを指名したことを契機に、心の奥底に眠っていた悪の人格が発現。神のような人格と悪魔のような人格の二重人格に苦しむことになる。
※以下ネタバレ※
悪魔の人格に囚われた末に教皇シオンを暗殺した上で教皇になりすましアテナを暗殺しようとするが、アイオロスに阻まれる。そこでシュラにアイオロスを殺すように命令し、シュラの追撃から命からがら逃げきったアイオロスにアテナ暗殺の濡れ衣を着せた。そしてアイオリアは逆賊アイオロスの弟として黄金聖闘士でありながらも迫害され十二宮編で真実が明らかになるまで辛い13年間を送る。
アニメ版だと
・シュラが実はアイオロスを慕っていて女神にもっとも忠実な設定になっている為、その彼にほぼ意図的に汚れ仕事をさせていた事になる。
・何を思ったのか変な建物立てたりテロを起こしたり完全に世紀末な思想。
・女をはべらしながら酒をがぶ飲み。
とその悪行がさらにエスカレートしている。
こんな悪の人格であるが、彼の行動理念は「地上をハーデスやポセイドンから守る」ことであった。
聖域からアテナを排除したのは「赤子（あるいは13歳の小娘）では地上の平和は守れない」＝「力なき正義は無力である」という考えと、「自分には地上を守るだけの力がある」という強烈な自負心によってであった。
一人称・容姿
一人称はサガは「わたし」で黒サガは「オレ」・「わたし」。
目は瞳は青から黒になり白目は赤くなる。
原作では善の人格の時の金色の髪の色で悪の人格の時はベタ塗りで黒の髪の色に変わる。アニメでは、善の人格の時の青色の髪の色で悪の人格の時は灰色の髪の色に変わる。ファンアートでは白髪で描かれる場合も多々ある。なのでファンの間では悪サガを「黒サガ」・サガを「白サガ」と呼ぶ。もちろん公式呼びではない。
一体いつから悪の人格なのか
シオン暗殺のためスターヒルの祭壇まで登ったのは、サガであり黒サガではない。
またアテナを暗殺しようとした時には黒サガとなってこそいたが、目は赤くなっていなかった。そして直後アイオロスに阻まれ、教皇のマスクが外れた時は髪が黒くなっていた。
アニメに於いて当時お茶の間を騒然とさせたサガの入浴シーンでのサガと黒サガの会話を聞いていると元凶を作ったのは黒サガで、彼自身が教皇になりすましていたと言う事になる。しかし黒サガのハズなのに髪の色が変わっていない時もある。
二重人格といえど、サガ自身が持っていた悪の心が善の心に負け生み出したもうひとりのサガなのだと言える。
カノン幽閉やアイオロスへの嫉妬（アイオロスよりも自分の方が優れているという思い）に因って生まれた負の思念が形を取り、サガの野望と悪意を叶えるべく自身を新教皇に指名しなかったシオンやアテナを暗殺し聖域と地上の支配を目論む様に導いた存在こそが彼なのである。
ナルシスト疑惑
入浴中に互いの人格が会話している時に「おまえの体はいつみても美しい」「神がつくりあげた最高の芸術」
「いや最高の芸術とはオレたちのことかな」（黒サガ談）
これをサガは否定していない。
露出狂疑惑
教皇の間での戦いでは、教皇のローブを脱ぎ捨て全裸になった状態から双子座の黄金聖衣を呼び出し、装着して戦闘に突入している。
一応弁明しておくと、サガの法衣を破ってすっぽんぽんにしたのは、星矢（の流星拳）である。だがこの様が最終決戦にもかかわらずシュールであるため、たびたびファンの間で取り沙汰される。
その上アニメ版では原作では全体にぼかされてた影がとれて露出が過激になり入浴シーンに続いてさらにお茶の間が気まずくなった。
後に黄金聖衣が外れた際いつの間にかズボンを穿いている。謎だ。
だが、これはサガも言える。
（※ハーデス十二宮編の冥衣の時はズボンがちゃんと描かれていた）
