概要
ロックマンX3に登場するボスキャラクター。
金剛力士像のような外見を持ち、その見た目通りのパワー特化型のレプリロイド。
Dr.ドップラーがドッペルタウンの警護用にヴァジュリーラFFとともに造り出したレプリロイドで、ヴァジュリーラを相方に「ナイトメアポリス」なる芸名で活動している。
ゲームでは8大ボスのうち2体までを倒すと、エックスを捕獲せよというドップラーの命を受けて出撃する。ボスとしては8大ボスよりも上位に位置するものの、何故か出現するのはステージの中盤であり実質的には中ボス扱い。
戦闘では相手を引き付ける磁石のようなものを壁に張り付け、タックルを繰り出してくる。
このタックルを喰らうとマンダレーラがエックスを片手で振り回し、壁や天井に投げ飛ばす。その見た目のインパクトの通り、威力も凄まじい。
しかしながら攻撃自体はかなり単調で、壁に取り付けられた磁石の引き寄せる力もダッシュ壁蹴りなら振り切ることも可能なので、慣れれば簡単に倒すこともできる。
弱点武器は「トルネードファング」、または「レイスプラッシャー」。
これらを使って倒すとマンダレーラは撤退せず、その場で爆散してしまう。
性格は古風な武人のような口調で、負けた時も潔い台詞を放つ。
<普通にエックスバスターで倒すのと弱点の内のトルネードファングで倒した動画>
終盤ではヴァジュリーラと合体し「ゴッドカルマシーン・O・イナリー」となってエックスの前に立ちはだかる。
漫画版では
クリスマスネタで当時の子供達に絶大なインパクトを植え付けたヴァジュリーラFFと比べるとやや地味な印象。ヴァジュリーラと同じく身体はワームと呼ばれる虫型のコンピューターチップの集合体である。主にゼロにとってのトラウマ。最初に出現した時は、ゼロの最強の技である「アースクラッシュ」を片手で受け止め、逆に投げ飛ばして実力差を見せつけた。二度目の対決時は自分の分のワームを砕かれて身体の構成が不十分になり、頭からワームをウネウネ蠢かせているマンダレーラの姿を見てゼロが正気を見失う一幕が見られた。
この二度目のナイトメアポリス戦は、前述のクリスマスネタのイメージが先行しがちであるが、実はシリーズ屈指のトラウマエピソードでもある。エックスが全身滅多斬りにされることはこれまで何度もあったが、それでも肩口から斬りこまれた傷が背中まで達し、そこから大出血するというのはとてつもないインパクトである。ゼロもまた、マンダレーラによって胸部装甲を砕かれ、肋骨のような内部フレームが露出するほどのダメージを負う。あまりの惨状に、ぶっちゃけ、ケイン博士じゃなくても吐きたくなります。その次の回でネタっぽくなるヴァジュリーラはともかく、マンダレーラには結構怖いイメージを持った人もいるのではなかろうか。
原作と違い常に二人組で行動しているせいか、ヴァジュリーラに対しては仲間意識のようなものを抱いている様子。処刑寸前でマーティーから授けられたアーマーを受け取り、パワーアップして復活したエックスによってヴァジュリーラが大破させられた時は、ドップラーにヴァジュリーラの修理をするよう訴えた。またそれを許されずドップラーに処分されかけた後、もはや上半身のみの状態となったヴァジュリーラをその手に抱きながら尚も自分達を見捨てないようドップラーに訴える一幕もあった。
また、そのあとドップラーによって無理やりO・イナリーに改造されそうになった時は「自分は自分でいたーい!」と発言するなど、狂気じみた一面を見せたヴァジュリーラと比べると、かなり人間臭い面を見せていた。