ヴァジュリーラFF
ゔぁじゅりーらえふえふ
パワー:9400rp スピード:18000rp
マンダレーラBBと共に行動するナイトメアポリスの一員。Dr.ドップラーの部下。
弥生人風の髪型(みずら)を模した頭部や勾玉型の意匠、剣を装備している点や黄土色のボディなど埴輪を意識したような出で立ち。
設定画等では銅鐸を模した大きな縦長の盾を装備しているが、『X3』ゲーム中の戦闘では使用していない。
Dr.ドップラー「あのイレギュラーハンターをほかくせよ なるべく、いけどりでな。」と命令を受けエックスの前に立ち塞がるが、対峙した際の彼のセリフは
「はかせのめいれいだ、きえてもらう」。
こいつ全く話を聞いていない。
マンダレーラも「お前を砕いて見せる」とか言い出すし、揃いも揃ってである。
ゲーム上では8ボスを2体まで倒すと各ステージの専用部屋に出現するようになる。
前作『X2』におけるカウンターハンターと同ポジションであるが、彼らと違い戦闘部屋はステージの通り道に設置されており基本戦闘を避けることが出来ない。カウンターハンターのように事前に出現ステージを予告してくれることもない心折設計である。
攻撃パターンはジャンプしながらエックスの位置をサーチし、エックスの居る位置に向かって突進する攻撃を繰り返しつつ、合間にエックスの動きを封じるリング弾(ダメージなし)、追尾機能を持つ火球弾を挟む。突進攻撃のスピードは速く、基本エックスの位置をサーチして動くため壁の一番上に逃げていれば安心、ということは無い。
体力が低下すると追尾弾、リング弾を2発放つようになり、突進攻撃の回避をより困難にしてくる。
スピード型とはいえ攻撃力は前作のアジールほどは低くなく、エックスの強化具合やプレイヤーのスキル次第では結構な苦戦を強いられる(しかもゲームの仕様上、コイツとはゲーム序盤での戦闘となることがほとんど)。
突進中は手元からピンク色のビームサーベル状の刃を展開しており、これによってエックスの攻撃を弾く。とはいえ、無敵判定はこの刃の部分しかなく、足元には普通に攻撃が当たるためすれ違い様に足元目掛けて攻撃を出しておけば効率よくダメージを与えていける。
弱点武器はフロストシールド、またはトライアードサンダー。
<逃がした場合と、止めをさした場合の動画>
終盤ではマンダレーラと合体し「ゴッドカルマシーン・O・イナリー」となってエックスの前に立ちはだかる。
ちなみに、2人を弱点武器で倒すことがゼロのビームサーベル入手条件の一つとしているサイト等が稀にあるが(例)、実際には最初のドップラーステージの仕様が一部変更になるだけで、ビームサーベルとは全く関係ない。
むしろこの2人を倒すと、本来出現するボスであるゴッドカルマシーン・O・イナリーに代わりより攻略困難な隠しボスが出現するようになるので、攻略全体でナイトメアポリスを弱点で倒すメリットは薄い。
また、『ロックマンゼロ2』ではフェニック・マグマニオンが使用する回避不能技で召喚される幻影の一人として再登場した。『X3』では使っていなかった縦長の盾を装備している。
2020年7月に追加されたストーリーステージ9のボスとして登場し、それに合わせて新規イラストと3Dグラフィックが描き起こされた。本作では口調などが激しいものになっている。
ボスとしては『X3』登場時の動きをベースにしているが、リング弾の「ヴァジュリング」や火球弾を連続で放つようになったり、2つを混ぜて使用してきたりと変化している。
本作のイラストはそれまで明確ではなかったビームサーベルを持った姿が描かれている一方で、『X3』の公式イラストで装備していた盾は描かれておらずゲーム中でも使用しない。
10月のアップデートの際に「BOSSチップ」画面で表示される3Dグラフィックが色を含め全体的に修正され、公式イラストと同様に盾を装備した状態のポージングになったものの、11月には以前の3Dに戻されている。
そして、2020年12月21日にTwitterにて、12月23日のメンテナンス後にプレイアブルキャラとして登場することが発表された。
が、そのツイートに「クリスマス大好き」というネタ(詳しくは後述)が含まれていたため、
リプライが例のあのシーンで溢れかえった。
スキルは「突進斬」と「刹那輪」(ヴァジュリングの別名称)。
12月23日から開催されたイベント「XDiVEクリスマス!聖なる使者」では、ボスとしてサンタクロースのように赤々とした姿の「セントヴァジュリーラMC」が登場。
3Dグラフィックは実際の戦闘場面としては初めて盾が装備された状態で、クリスマスツリーのような色合いになっている。
会話シーンと登場時の解説文では、後述の漫画版を意識したネタが用いられた。
イベントステージのランキング上位報酬はMCのスキン。イレギュラーデータ時と異なり盾は装備されない。
その後、2021年1月6日に追加されたストーリーステージ13のボスとして再登場。
戦い方は以前と同じだが、「ヴァジュリーラFF(盾持ち)」として新たに盾を装備。本人もその存在に初めて言及し、セントヴァジュリーラMCと同じく背中から取り外して展開させている。
会話と解説では『X3』にてドップラーの命令と食い違った理由、および盾を使用しなかった理由が補足されている。
また、口調に反して「博士が下さった」「博士に頂いた」という言葉遣いをしていることから、ドップラーには敬意をもっていることがうかがえる。
ちなみにステージ13の追加は先述の実装およびイベントよりも後だが、この時の会話の中でマグマード・ドラグーンと同様にプレイヤーが操作するハンタープログラムになることが示唆されている。
更に、2021年6月2日にボスチャレンジにて遂に盾を装備してでの戦闘を行うこととなった。
岩本佳浩氏が描いた漫画版ではクールな悪役として登場。
初登場時、ゼロの圧倒的な力に憧れていたホーネック副長を洗脳する。
『一度でも「力」を求めた者は…必ず「力」の魔力に屈服するのだ』
その後、マンダレーラBBと共にハンターベースを襲撃。
その際に改めて自己紹介をするが、そのチーム名(コンビ名?)をゼロに鼻で笑われてしまう。
「ナイトメアポリス? 悪夢警察とは面白い芸名だな」
一度はイレギュラーハンター達を窮地に陥れるも、覚醒したエックスに退けられる。
その圧倒的な力に驚かされるも、特に取り乱すこともなくあっさり引き下がってみせた。
どこまでもクールな悪役である。この時点では…
メぇぇぇ~~リぃぃぃぃぃクリっスマぁぁぁ--スぅ!!
最終局面にてエックスとゼロに挑戦状を叩き付け、真っ向勝負を挑む。
いきなりエックスの背後を取っておきながら見逃す余裕を見せ付ける。
『これで一回死んだなエックス…あっさりとパーティーを終わらせないでくださいね』
ドップラーの科学力により強化された力で終始エックスとゼロを圧倒し続け、完膚なきまでに叩き伏せた。
しかし、あえてとどめは刺さず、人類にとっての英雄である2人を公開処刑にすることで全人類に絶望を味わわせようと企む。決行日は12月25日、クリスマス。
処刑方法は磔にされた2人に巨大なドリルを少しずつ降ろしていき、時間と同時にそれが二人を貫くというもので、その前にわざわざエックスと同じ強度を持つロボットを用意してドリルで粉々に粉砕する所を中継し全世界に見せ付けるなど、悪趣味な行動を見せつけている。
そして、残された仲間たちが2人を助けるために必死の抵抗を続けている姿を見てこう言い放った。
『私は今はじめて自分がレプリロイドであることに感謝しているさ
そう…メカニロイドとは違い感情もって造られたことにな
でなければ絶望のドン底であがいている愚か者を見て悦に入ることもできんからなあ~~~~~』
その醜悪な本性を現し、ボロボロになりながらも助けに来た仲間をいたぶり、エックスの最後を見せ付けようとする。
そしてついに決行時間となりドリルが2人に、エックスは閃光に包まれた。
『メぇぇぇ~~リぃぃぃぃぃクリっスマぁぁぁ--スぅ!!ひゃーはっはっはっはぁ--!!』
しかし、仲間が投げた強化チップによりエックスはギリギリ復活を果たしていた。
復活後、エックスが最初に漏らした言葉は、あまりに非道な仕打ちを繰り返したヴァジュリーラに対する怒りの声だった。
「レプリロイドに生まれたことを喜んでいたな…けどな すぐにそれを後悔させてやるよ
レプリロイドゆえに感じる恐れでな」
この時の話はそこで終わったが、次の回では話が始まった時点でマンダレーラともどもボロボロにされており、既に意識の無い状態だった。その直後に現れたドップラーによって大量のワーム(二人を構成する連結チップ型ドローン)を浴びせられてマンダレーラと強制的に合体させられ、ゴッドカルマシーン・O・イナリーへと作り変えられてしまった。
このシーンがあまりにも印象に残ったのか、岩本氏は2005年~2014年まで公式サイトの日記で毎年クリスマスの日に彼を描いていた。
2013年に『ロックマンX』20周年を迎えたことを一区切りとしてヴァジュリーラの出番は終了…だったはずが、2014年、2016年にも番外編として登場(2016年は例の台詞は言わないがPPAPネタで登場している)2017年はロックマン30周年としてロックマン、エックスと共に登場している。
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