ヴァジュリーラFF「ドップラー博士により我らは新たなる力を手に入れた。」
「とどめを刺さなかったことを後悔するがいい!今、その力試させてもらう!」
ヴァジュリーラFF(※A)
「エックス!!マンダレーラを倒すとはさすがだな。だが、ここまでだ!」
「マンダレーラの仇は、一緒にとらせてもらう!」
マンダレーラBB(※B)
「エックス、待ちかねたぞ。お前がヴァジュリーラを倒すとはな・・・」
「ヴァジュリーラの仇は、ここで とらせてもらう!覚悟しろ!」
概要
ナイトメアポリスのヴァジュリーラFFと、マンダレーラBBが合体した姿。
パワー22900rp、スピード7200rp。
8ステージクリアまでに2体のうち片方でも弱点でとどめを刺さなかった場合、ドップラーステージ1で戦うことになる。
片方だけ弱点武器で倒している場合は、台詞が変化(※A、B)。
変形し腹這いになったマンダレーラの胴体にヴァジュリーラの上半身が生えたような外見をしている。
巨体ゆえか、元の姿よりもスピードは落ちるが、その分以前を遥かに凌ぐ究極のパワーを手に入れている。
ロケットパンチ、高出力サーベルからの衝撃波を主体に戦うが、プレイヤーが後ろに回ると、両手からのエネルギー弾で応戦してくる。
全体的に攻撃力が高い強敵で、気の抜けない戦いとなる。
攻撃パターン
ロケットパンチA
プレイヤーを狙って手を飛ばす。掴まれると大ダメージを受ける。
ロケットパンチB
プレイヤーに向けて殴りつけてくる。ロケットパンチAとの連携で絶大ダメージを与える。
サーベルウェーブ
高出力サーベルから、衝撃波を放つ。衝撃波は壁で上下に分裂する。
また、プレイヤーの位置を補足して、ブーストで上昇しながらも放ってくる。
コンコードパルス
両手から高出力エネルギー弾を発生させ、誘導させて攻撃する(プレイヤーが後ろに回ってきたときのみ使用)。
弱点武器
レイスプラッシャー、パラスティックボム。
ロックマンX アニバーサリーコレクション
本作オリジナルのゲームモード「Xチャレンジ」にて登場。
2体1組となった各シリーズのボスと対決していくモードで、生みの親であるドップラー博士とコンビを組む。
X3における幹部格ボスコンビという事でぱっと見手強く感じるが、積極的に攻撃してくるO・イナリーに比べてドップラーの攻撃は威力が低く見切りやすいので、O・イナリーに一旦攻撃を集中して先に撃破してからゆっくりドップラーの相手をするのがセオリー。
ただし、エックスのグラフィックとアクションがPSシリーズ以降のものをベースにしているため、X3の時と比べるとエックスの体が大きく、アクションの癖も異なっているのが注意点。
具体的にはエックスの体がX3のゲーム中だとドップラーより小さいが、Xチャレンジではほぼ同じ大きさになっている。
そのため、X3と同じ感覚で戦おうとすると思わぬところで足をすくわれるので注意が必要。
ロックマンXDiVE
ボスとして登場。ナイトメアポリスによる合体シーンなどはない。
過去作のO・イナリーと異なり、スピードは遅いものの移動能力を有している。
自身の攻撃方法は大して変わらない。
その他
名前と見た目のモチーフはいわゆる御稲荷様として有名な稲荷神及びその使いとされる狐であろう。
名前をより細かく分解すると神(ゴッド)+業(カルマ)+機械(マシン)+稲荷神(おいなり)という作りになる。
しかし稲荷神は神道に由来を求められる一方で、ゴッド/Godは元来キリスト教用語と言って差し支えないほどの固有の概念である。さらに業(カルマ)は仏教概念であり、かなりチャンポンな名前と言える。
そもそもこれの合体前の2体も
ヴァジュリーラFF:見た目はみずらと勾玉を身にまとっており神道の影響が見て取れるが、名前の由来は仏教法具のヴァジュラ。
マンダレーラBB:見た目は金剛力士像のそれであり、名前の由来も仏教概念の曼荼羅から来ている。
と、かなり宗教的に自由な造形である。
全体的に、1990年代のゲーム業界の自由さを感じさせるキャラクター設定と言えるだろう。