劇中最強の妖魔・牛魔王とその妻・鉄扇公主との間に生まれたひとり息子。
「紅孩児」は俗称で、号は「聖嬰大王」(せいえいだいおう)と言う。
六百里鑽頭号山(ろっぴゃくりさんとうごうざん)と言う山の、枯松澗火雲洞(こしょうじゅんかうんどう)と言う洞窟に住む。1丈8尺(約5.994m)もある「火炎槍」と言う長槍の使い手。
また、父・牛魔王の住処である火炎山で300年修行し、三昧真火(ざんまいしんか)と言う水では消えない炎を操る術を会得している。
三蔵法師を見て食指を動かされ、賊に襲われた子供を装って一向に近づくが、孫悟空には直ぐに正体を見破られてしまった。紆余曲折の末、孫悟空と猪八戒を相手に戦う事になるが、子供ながらその戦闘力は凄まじく、一度は孫悟空も死にかけた程。最終的には観世音菩薩が強力な法力で調伏し、自分の弟子として監視下に置く事となる。この時「善財童子」(ぜんざいどうじ)と言う法名を授かった。