概要
2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲が黄道面を境に太陽系の南半分を覆いつくし、地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受ける。2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは何者かの襲撃によって制御不能になる。その時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動。リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。彼らはなぜか自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い、そして更には密閉された極限状態にある艦内で生き残りをかけた物語が始まる。
各話リスト
Sere1 きたるべきとき
Sere2 よけいなこと
Sere3 うなばらをこえて
Sere4 リヴァイアスのわ
Sere5 ちいさなまとまり
Sere6 ぼくのせつな
Sere7 かわりゆくとき
Sere8 なにもしらなかった
Sere9 ヴァイタル・ガーダー
Sere10 しんじられなくても
Sere11 まつりのあと
Sere12 みらいのありか
Sere13 ふれあうことしか
Sere14 いしきしすぎ
Sere15 ながされるまま
Sere16 ゆがむせかい
Sere17 じゆうなちつじょ
Sere18 わかりあえない
Sere19 えがおできみと
Sere20 ゆずれないもの
Sere21 あしたなんかいらない
Sere22 いきのこるために
Sere23 ちぎれたかこ
Sere24 あいばこうじ
Sere25 おれであるために
Sere26 あした
漫画版
蓬仙あおい視点からの物語をダイジェスト的に描いている。
単行本は全2巻。
小説版
1巻のみが出版されているが、詳細な描写とりわけ性的、暴力的な描写が多い為か以降続きは出ていない。
余談
・当初構想時のタイトルは「可限のリヴァイアス」で、未知の知的生命体との遭遇から真実が明らかになるというストーリーだったらしい。
・放送後に出版されたムック本では「最悪の結末」もギリギリまで予定されていた事がスタッフより明かされている。
・因みに「最悪の結末」とは主人公の相葉昴治が尾瀬イクミに撃たれて瀕死の重傷を負った際、あのまま死亡しその事がきっかけとなって艦内で殺し合いが起き、主要人物の大半が死亡した末にようやく救助され事件と漂流に終止符が打たれ、最終回は矩継真琴(くつぎまこと)
が数少ない生存者を訪ね、その一人であるユイリィ・バハナに訊ねる「あの時、一体何があったのか?」と・・・。
もしそうなっていたら、更なる欝作品としてその名を残していただろう。